七句会のみなさま
第十六回の七句会にご参加いただきたいへんありがとうございました。
今回の選句結果をご報告いたします。
今回は、ややばらけました。6 点句から2 点句は下記のようでした。
6 点句
(041) 知恵の輪に 力で挑む 孫諭し 野澤13
4 点句 (以下3 句を一つの句とみなしました。)
(068) 嬉しさと寂しさの中春爛漫 秋岡01
(069) 満開の桜の下を娘発つ 秋岡02
(070) 春愁や娘の声の華やかさ 秋岡03
3 点句
(012) がんよりも痴呆告知の怖き今 深瀬01
(058) 隣家越え居間に陽の射す春来たり 深瀬12
(097) 微笑みて 赤児の眉に ちから在り。 小野寺16
(114) 花の雲まとひて山の薄化粧 豊06
2 点句
(006) 人の世の 悲しさ知らず 桜舞う 吉良02
(011) 石垣の 知恵打ち砕き 揺れ強し 中津川01
(013) 知らぬ間に桜並木の異邦人 秋元04
(036) 老いてなお 行くかた知らず 旅つづく 吉良04
(047) 老松の梢に丸き春の月 豊04
(057) 晴れ晴れと退職する友春爛漫 秋岡05
(060) 琉球の雨風荒ぶ春雷や 秋元06
(064) 春の宴一分咲きとて酩酊す 秋岡04
(074) 芽吹く木々 春を繋いで 桜散る 橋本03
(087) 御仏の化身のごとく大桜 豊05
(088) 薄紅の 牡丹は朝に 息を吐き 小野寺08
(100) 誰ひとり 観るひともなく 山櫻 小野寺22
(101) 遅咲きの 御室桜に 京時雨 野澤04
(109) 夕闇の 迫りし路地に 白椿 小野寺14
(116) 老妻のテレビの横の内裏雛 深瀬15
(124) たゆとうて 岸辺に淡き 花筏。(はないかだ) 小野寺10
(127) 夜桜の かかりし 女性(ひと)の今はなく 小野寺23
下記に、選句表に、各句の右側に作者名、および、その下に選んだ人
の名前とコメント (追番付き、順不同、敬称略。) を付したものを添付
します。
次回については、今年7 月上旬ころにご連絡したいと思っていますの
で、よろしくお願いいたします。やり方、等について、ご意見がありま
したら、ご連絡をいただきたく、よろしくお願いいたします。
事務方から、以下、ご連絡、ご依頼です。
(1) 選句参加者
今回の選句には、下記の15名が参加しました。
秋岡さん、秋元さん、小野寺さん、小幡さん、吉良さん、澤藤さん、志方さ
ん、中津川さん、野澤さん、橋本さん、古川さん、宮澤さん、柳町さん、豊さ
ん、深瀬。
(2) 今回の句会の結果を踏まえた勉強会について
今回の句会の結果を踏まえて、顧問の豊さんを囲む感じで、勉強会を行いた
いと思っています。日時、場所、等は未定です。追って、ご連絡する予定です
ので、よろしくお願いいたします。
2016.05.07
代表 橋口侯之介 (休会中)
顧問 豊 宣光
事務方 深瀬久敬
1.兼題 知
(001) 汗ぬぐい 強く浮き出よ 知能線 中津川03
1 深瀬 思わずこちらも力んでしまうような
不思議な迫力を感じました。
(002) 知と技が 揃わずもがく ゴルフかな 橋本10
1 宮澤
(003) 西洋知格物致知と相容れず 深瀬07
1 豊 私も、西洋の知よりも東洋の知のほ
うが奥が深いと思っています。無季の句です
が、「 知」 という題をユニークな視点で詠み
ました。
(004) STAPは知る人ぞ知る闇の中 秋元05
(005) AIの疲れ知らずに戦意失せ 深瀬05
1 野澤
(006) 人の世の 悲しさ知らず 桜舞う 吉良02
1 小幡
2 秋元
(007) 知技忘れ 爽快求め ティーショット 橋本11
(008) 知床の蝦夷オゴジョ棲む雪渓や 秋元03
(009) 知とは何 病の中で もがいてる 宮澤05
(010) 知の世界人の手によりビッグバン 深瀬08
崩れそうもない熊本城壁が無残
(011) 石垣の 知恵打ち砕き 揺れ強し 中津川01
1 橋本 清正公がどう思われているか聞いて
みたいですね
2 志方 技術者の端くれとして、自戒してお
ります。
(012) がんよりも痴呆告知の怖き今 深瀬01
1 小幡
2 宮澤
3 野澤
(013) 知らぬ間に桜並木の異邦人 秋元04
1 秋岡 本当にどこに行っても外国人だらけ
で 櫻の下も例外ではないようです。
2 柳町
(014) 知識欲衰えつつも眼鏡取る 秋岡06
1 吉良 作者のまじめな性格がにじみ出て、
ほほえましく思います。
(015) 答申を 蔑ろにする 有識者 野澤17
(016) 予知すらも できない地震 どこかしこ 志方04
1 野澤
(017) 駒東の学舎の窓に知の光 柳町01
(018) みひらきし目に知ひかる西洋画 深瀬10
(019) 知床の残雪踏んで頂へ 秋元02
1 古川
人口頭脳と人間の「碁」の戦いを思って
(020) 巧者の知コンピュータにも勝りたる 柳町02
(021) 反知性世界席巻ポピュリズム 深瀬04
(022) 知の拠点 願い叶わぬ 地方大 野澤11
(023) 知るべきか知らざるべきか自問せり 深瀬03
(024) 神護寺を のぼり来りて 老いを知る 志方01
(025) 朧夜やロボットになき認知症 豊01
1 中津川
(026) 春うらら人人人の知恩院 小幡01
(027) 一夜漬け 知識とならぬが サクラサク 中津川02
1 宮澤
原発再稼働 司法の場で争うべきものか、判決は割れ
ている
(028) 知を超える 司法判断 右左 橋本08
(029) 因果の知深層学習人を超へ 深瀬02
1 中津川
(030) この地震 自然の脅威 思い知る 志方03
(031) 地が揺れて 知と血がたぎり 復興へ 宮澤04
(032) 知識から 知恵に進化の コンピュータ 野澤12
1 柳町
(033) 知恵浅き総理の顔や万愚節 豊02
(034) 認知症年を忘れて山登り 小幡03
(035) 思ひ出や「知的生活」しゃぼんだま 深瀬06
1 吉良 シャボン玉のように儚く消えゆく若
き日々。同感です。
(036) 老いてなお 行くかた知らず 旅つづく 吉良04
1 志方 西行が芭蕉の心境みたい
2 深瀬 謙虚で前向きな気持ちは、これから
の理想だと思いました。
(037) SFが 身近に迫る 囲碁AI 野澤10
(038) 人工知能 過ぎれば地球 熱くなる 橋本09
(039) 民知るや アベノウィルス 何処に行く 志方10
1 澤藤
(040) ソフトの知ハードの脳とヒトつくる 深瀬09
(041) 知恵の輪に 力で挑む 孫諭し 野澤13
1 小幡
2 宮澤
3 橋本
4 豊 これも無季の句ですが、「 知恵の輪」
という発想が面白いです。「 孫諭し」もいい
ですね。ほのぼのとした情景が浮かびます。
5 秋岡 "知" と "力" の対比が幼い孫を通じ
て情景が伝わってきました。
6 柳町
漱石「草枕」に因み、以下二句
(042) 知情意にバランスとれず年を食う 澤藤01
(043) 人ぞ言う知と智の違いは天地の差 澤藤02
(044) 痴の虚頭 アベクロ脳は 花散らし 志方02
(045) 足るを知り老境の今泰然と 秋岡07
1 吉良 実際はなかなか出来ないものですが、
そのような心境になりたいものです。
2.兼題 春
(046) 春の宵 弥次喜多偲び 宿場町 中津川05
(047) 老松の梢に丸き春の月 豊04
1 小野寺
2 野澤
(048) 春けぶり 崖の小路の 菫草(すみれそう) 小野寺20
1 秋元
咲き乱れならば歓迎なのですが、、、
(049) 温暖化 春の花々 乱れ咲き 橋本04
1 中津川
(050) 逝く春や 花散る里の おぼろ月 小野寺02
1 古川
(051) 春うらら 睡魔の先に 孫の顔 野澤09
1 小幡
(052) 花こぼれ 川面を染めし 春の風 吉良01
1 秋元
(053) 春はたけ地震の裂け目走りおり 深瀬11
1 中津川
(054) 目黒川 人並減りて 春の雨 中津川06
(055) 春の川 浅瀬で鯉の 恋バトル 橋本02
(056) 春の宵 桜舞い散る 窓屏風 野澤01
(057) 晴れ晴れと退職する友春爛漫 秋岡05
1 小野寺
2 橋本
(058) 隣家越え居間に陽の射す春来たり 深瀬12
1 橋本
2 野澤
3 豊 冬は太陽が低いので日ざしが隣家に
遮られていた。それが春になって太陽が高く
なったので、自分の家まで日ざしが届くよう
になった。実際の体験か想像かはわかりませ
んが、春を感じる一コマだと思います。「春
来たり」 は「 春来たる」のほうがいいのでは
ないでしょうか。
(059) 春の陽に 透きとおる若葉 雑木林 橋本06
1 古川
(060) 琉球の雨風荒ぶ春雷や 秋元06
1 柳町
2 古川
(061) 春まだき 轍(わだち)の跡に 蓮華草 小野寺12
(062) 春風を運ぶピアノの調べかな 豊03
1 秋岡 何か力の抜けた春らしい句だなあと
感じました。
(063) 菜の花の 岬に哀し 春が暮れ 小野寺15
1 志方 水墨画にわずか薄紅の色彩がにじん
でいるような
(064) 春の宴一分咲きとて酩酊す 秋岡04
1 宮澤
2 橋本 一部咲きでも待ち遠しかった楽しい
宴、酔いますね
(065) 春の空 ツグミは帰り ツバメ来る 橋本05
(066) 春が来た 猫がベッドで 大文字 宮澤01
1 深瀬 猫が大文字という大胆さに、度肝を
抜かれました。これぞ春。
(067) 入社式 紺の軍団 春の色 中津川04
今年の4月に上の娘が海外に留学し、下の娘が地方の
大学に出発した際読んだ句です。 (以下3 句)
(068) 嬉しさと寂しさの中春爛漫 秋岡01
1 深瀬 以下の2句も含めて、子離れ、親離
れの微妙なすれ違いの情感の深さに共感しま
した。
(069) 満開の桜の下を娘発つ 秋岡02
1 小野寺 満開の桜の中を大切に育てた娘が巣
立っていく、父親の心境を切々と表していま
す。
2 豊 「春」という題なのでその字が入って
いないのが残念ですが、それは別にして、詞
書きがなくても一つの句として味わうことの
できる雰囲気があると思います。
(070) 春愁や娘の声の華やかさ 秋岡03
1 中津川
(071) やわらかな 緑に染めて 春が行く 橋本07
1 秋岡 何事も盛りを過ぎて名残惜しいとこ
ろがいいですね。
(072) 淑女らが 色軽やかに 春を着る 宮澤02
(073) 春霞 蓮華の畔に ひばり啼き 小野寺11
(074) 芽吹く木々 春を繋いで 桜散る 橋本03
1 小野寺 桜は散ってもやがて緑の葉が新しく
生まれ変わっていきます。
2 志方 春の去りゆくさみしさがうまく表現
されている
(075) 春の宵 桜吹雪の 舞う夜道 野澤05
(076) 菜の花や春待ち遠し陽だまりに 秋元01
(Flowers of canola waiting Spring in the Sun)
1 野澤
(077) 春の京聞こえてくるのは中国語 小幡02
一年間 丹精を込めて育てた牡丹が咲きました。
(078) 春暁の蒼き光に 牡丹咲き。 小野寺07
1 秋元
3.自由題、無季語
(079) 木漏れ日を あびて 赤児を抱きにけり 小野寺06
(080) 白内障治り桜も透きとおり 深瀬20
1 橋本 よかったですね、視界良好、桜も透
き通って見えるほど
(081) 青モミジ 宴の余韻 拭い去る 志方07
(082) 万緑の ひかりまといて 山桜 小野寺05
1 吉良 春のさわやかな風が感じられます。
(083) ふり積る 桜を踏みて 友おくる 吉良03
1 小野寺 桜の散るように逝った野辺送りの友
に重なります。
(084) 法の網 すくった魚を 取り逃がし 野澤18
1 豊 季語はありませんが、現代社会を風
刺した辛口の味わいがいいですね。
(085) 神宿る 祠(ほこら)の陰に やま櫻 小野寺17
1 小幡
(086) ロボスーツ 老老介護の 救世主 野澤14
(087) 御仏の化身のごとく大桜 豊05
1 澤藤
2 深瀬 やや大上段ですが、満開の大きな桜
には超現実的な畏怖を感じます。
(088) 薄紅の 牡丹は朝に 息を吐き 小野寺08
1 中津川
2 深瀬 蕪村の「閻王の口や牡丹を吐んとす」
を思い浮かべましたが、牡丹のなにか迫力に
満ちた生命力が感じられます。
(089) 若草の水玉に陽のひかりおり 深瀬17
1 小野寺 朝の光のなかの若草の水玉は心の高
揚でしょうか。
(090) 再生と ロボに託する 高齢化 野澤15
(091) 白椿 祠(ほこら)の木霊(こだま)眠りおり。 小野寺19
(092) 夜桜を 見事に捉えた 窓屏風 野澤08
(093) ランニング 土手道白い 梨の花 中津川08
(094) 夢さそふ 桜吹雪の 京の宿 小野寺03
(095) 阿蘇の山 ミヤマキリシマ 咲き誇れ 志方05
1 秋元 九重山に登った時、咲き乱れていた
のを思い出しました。また、なぜ咲き誇れな
のか、地震災害への応援歌とも受け取れまし
た。
(096) 遊歩道 桜を青葉に 模様替え 野澤07
1 古川
(097) 微笑みて 赤児の眉に ちから在り。 小野寺16
1 小幡
2 宮澤
3 吉良 幼さのなかにしっかりした顔つき。
祖父としても安心できますね。
(098) 朧月 甍の先の 夕間暮れ 志方09
(099) 古老手を腰に若草見つめおり 深瀬18
1 豊 自分にも昔はこんな若草のような時
があった、としみじみ述懐している老人。そ
の心境、よくわかります。
(100) 誰ひとり 観るひともなく 山櫻 小野寺22
1 秋岡 寂しい句ですがそんな瞬間もまた風
情があります
2 志方 いい句ですね。本当に
(101) 遅咲きの 御室桜に 京時雨 野澤04
1 小野寺 遅い春を象徴した桜に降る雨はしみ
じみとした風情を感じます
2 秋元
(102) 花水木 せせらぎの音 一万歩 中津川07
(103) 高層の居間に目まわす内裏雛 深瀬14
(104) 散る桜 古城の松を 仰ぎおり。 小野寺01
(105) サクラ去り 梢彩る 青もみじ 志方06
(106) 駒場野の 里桜(カンザン)の路 薄日差し 野澤02
1 柳町
(107) みどり児の 眉 涼やかに 花菖蒲 小野寺21
(108) 涙目に くしゃみ鼻水 花粉症 野澤06
(109) 夕闇の 迫りし路地に 白椿 小野寺14
1 志方 この時期椿の位置取りが端的にあら
われている
2 古川
(110) 水温み水底 (みなそこ) の生めざめだし 深瀬16
1 吉良 春の小川に様々な生き物がうごめい
ている感じがします。
(111) 菜種梅雨 母を偲んで 空見上げ 野澤03
1 深瀬 春の長雨の空に、深い情感を漂わせ
ていることに引き込まれました。絶唱です。
(112) ひかり降る 月夜の闇に 櫻花 小野寺04
(113) つつじ咲く 我も我もと 超満員 宮澤03
(114) 花の雲まとひて山の薄化粧 豊06
1 野澤
2 志方 どんな化粧かなぞめいている
3 中津川
(115) 菜の花の 群青の海 けぶりけり 小野寺18
(116) 老妻のテレビの横の内裏雛 深瀬15
1 宮澤
2 秋岡 内裏雛は老妻の嫁入道具それとも娘
さんたちの物だったのか愛妻家の穏やかな気
分が伝わってきます。
(117) 花見酒 花雪の道 夢うつつ 橋本01
(118) 朝露に 白き牡丹の 生命(いのち) 咲き 小野寺09
(119) 遊歩道覆い隠すや花吹雪 秋元07
(120) 教典の 教えは何処 テロ行為 野澤16
(121) 浅緑に 吹く風染める 青モミジ 志方11
(122) 山百合の 強き香りや 暗き杜 小野寺13
(123) 奥座敷ガラス戸越しの雛飾り 深瀬13
(124) たゆとうて 岸辺に淡き 花筏。(はないかだ) 小野寺10
1 秋元
2 吉良 桜の花びらが筏のように連なってい
る美しい情景が感じられます。
(125) 桜散りみどり深まり老ひを追ふ 深瀬19
(126) 花は未だ 栄華をしのぶ 御室かな 志方08
1 豊 桜が有名な京都の仁和寺。まだ花は
咲いていないが、かつて栄えた宇多天皇の御
代がしのばれる。歴史を感じさせます。
(127) 夜桜の かかりし 女性(ひと)の今はなく 小野寺23
1 小幡
2 橋本
追記
選句とともに、お送りいただいたコメント、等を勝手ですが、追記させてい
だたきました。ご参考までです。 深瀬
・柳町さん:明日から、家内とチェコ、オーストリア旅行です。思いっきりク
ラシック音楽をたのしんできます。「七夕会」参加は微妙です。
・志方さん:知の兼題はなかなか難しいかなと思いましたが、結構秀句が多か
ったようです。
・秋岡さん:今回の兼題の "春" と "知" はなかなか曲者ですね。 "春" は "
花" や "桜" や "菜の花" らと季重なりになりやすく、どこまで許されるもの
か良くわからないのであまり気にしないで選句しましたが、結果的にはあっさ
りした句に共感しました。 "知" はどうしても川柳ぽくなってしまいがちでそ
れも楽しいものでした。
・野澤さん:情感溢れ,共感できる作品が非常に多く,選句に悩まされました
。残したい句は20以上もあり,果たしてこれが本当にベストなのかと何度も何
度も詠み返しては差し替えて,時間切れ寸前まで,愉しむことができました。
・宮澤さん:全て、我が思うことよく詠んでいただきましたということで選ば
していただきました。
・藤藤さん:すみませんが今回は選句パスさせいただきます。
・小野寺さん:ぎっくり腰は庭仕事につい夢中になりすぎでした。医者にいっ
てそのあと なんとか頑張って絵を描きにいきます。
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