七句会の皆様
まさに大寒真っ只中という感じですが、みなさまお元気にお過ごしの
ことと思います。
七句会としての第五十四回目のネット句会となりますが、今回、下記
119 句の投句がありました。
つきましては、次の要領で、選句をしていただきたく、よろしくお願
いいたします。
- 下記は、今回、投句していただいた全ての句を、作者を伏せ、兼題別
に、ランダムに列挙したものです。表記は、投句されたそのものです。
詞書きがあり、複数の句があるものは、まとめて並べてあります。兼題
句、自由題句、無季語句、川柳的な句、作者の特定が可能な句、等々、
なんでもありとしています。分類については、作者の意図と異なるかも
しれませんが、ご了承のほどお願いいたします。 (今回も分類を省略さ
せていただきました。)
- このなかから、共感する俳句を、最大7 句選び、02月14日 (土) まで
に、下記へメールで返信してください。番号表記でも構いません。その
際、選んだ理由を一言、付け加えていただくとなお結構です。全体への
コメントでも結構です。
hfukase@k03.itscom.net (事務方 深瀬)
- 蛇足ですが、選句にあたり、自作を選ぶのはご遠慮ください。
- 2 月中旬には、選句の結果をまとめ、皆さまにご報告する予定です。
今回の投句者は、新井桜子さん、小野寺さん、河村さん、吉良さん、
桑子さん、治部さん、中津川さん、橋本さん、服部さん、古川さん、
豊さん、深瀬 (以上12名) です。
これまでの選句結果は、下記のURL から参照可能です。
http://nanaku-haiku.blogspot.jp/
以上、よろしくお願いいたします。
送付不要な場合、ご面倒ですがご一報下さい。以後、送付しないよう
にします。
尚、作品について、下記のコメントがありました。
・前回の句会における「(088) 江戸前のボラ悠々と野田の川」について
作者橋本さんから下記のコメントが寄せられました。
東京湾から江戸川を約30km遡ると、私の住む野田市に江戸川に注ぐ
支流があります。普段は川底が一部で出てしまうほどで、幅10-20mく
らいの川ですが、増水して深さが50cm以上になると、東京湾から江戸
川を遡って来た江戸前のボラが支流にも群れで入って来ることがありま
す。大きいものは50cm以上で悠々と泳ぐ姿を見せてくれますし、また
時折見せる大きなジャンプは見応えがあります。
よろしくお願いいたします。
七句会 2026.02.02
代表 橋口侯之介
顧問 豊 宣光
事務 深瀬久敬
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1. 全て (兼題句、雑詠句、無季語句など混在ランダム)
(001) 幼子や飽くこと知らず走り凧
(002) 極寒にミニスカ女子の意気高し
(003) AIのフェイク画像や雪だるま
(004) 星冴えて露天に浸かる独り旅
(005) 街中にそこのけそこのけ熊通る
(006) 廃屋のミカン鈴なり頂いて
(007) 貧しさや餅の入らぬ雑煮椀
(008) 朋亡くし日暮に椿こぼれ落ち
(009) 新年に残り指折る老ひの先
(010) 風を得て凧舞い上がる孫二十
(011) 江の島や富士に初日の当たりおり
(012) 遅き日に大輪の薔薇ひらきをり
(013) 凧揚げや揚がるまでが楽しけり
(014) 冬日差し満る益子の登り窯
(015) 冬の月いずれは独り旅立たん
(016) 初夢に忘れてた顔現れる
(017) 身の縮む寒き日の風呂腕のばす
(018) 三才のおてて伸ばしてたこあげや
(019) 大寒に性懲りもなくゴルフかな
(020) 夜廻りの拍子木につれ雪が哭く
(021) 人はなぜ生きるかと問ひ続け死ぬ
(022) アメリカで糸の切れにしタコ(TACO)が舞う
(023) ふんわりと乳房のごとき屋根の雪
(024) 凧揚げを父に教わる子の笑顔
(025) 初夢や去年の続き宝くじ
(026) 月光に鋭く向かふ冬木立
(027) 初夢を見る暇もなくトイレかな
(028) とつ国の飢え思いつつ雑煮食う
(029) 雪掻いて選挙板立てる選挙かな
(030) 尿近し初夢すぐに霧消せり
(031) チェ・ゲバラ判らぬままに枯れ野道
(032) 寒き朝風邪ひく妻にそっと白湯
(033) 凧揚げのひもは西へと浄土道
(034) そば屋飲みそばまで行かず年の暮れ
(035) 山茶花や白散り紅咲きメジロ来る
(036) 赤ん坊風光る日の天使かな
(037) 絵筆捨て霙の音を聴きにゆく
(038) お雑煮のおもちすくえばふうふうの
(039) 男女とも枯れ木揃ひの新年会
(040) 初日の出孫の眼に決意見え
(041) 小松菜や母こだわりし江戸雑煮
(042) 初夢は見る暇もなし頻尿で
(043) 父と酌む熱燗香る帰省の夜
(044) 政界を揺らし漂ふ媚び脂粉
(045) 風そよぎ凧の上がらぬ空見上げ
(046) ディールなりジャイアン揚げる暴れ凧
(047) 「元気ですか」手書きで添える賀状かな
(048) 空つ風薪足しつつ雑煮祝
(049) AIの入試問題ついに打破
(050) 熊撃つも母親亡くす子は哀し
(051) 歳重ねそれなりとなる大掃除
(052) 幾松はんもうおらんのドス京の春
(053) 初夢の叶う日待ちて年の瀬に
(054) マスクして聞き返される毎日の
(055) 寒き朝着膨れびとの粛々と
(056) 父と食う出船の汽笛夜鳴きそば
(057) 初打ちやまずは仲間と玉探し
(058) 孫成長おせち料理を食べつくし
(059) 山茶花の散りいそぐ庭月の影
(060) いつからか妻の雑煮に馴染みしは
(061) 夜間尿初夢見ずして朝迎え
(062) 青春や切れ凧ごとく宙に舞う
(063) 風烈し沖の波濤を鳥帰る
(064) 産まれた子花曇りの空晴れやかに
(065) 初夢を配って回る郵便夫
(066) 米欧の亀裂に呆気大和びと
(067) 小雪舞ふ喜寿の初打ちコウノトリ
(068) 床に臥し雑煮口せず母は逝く
(069) 大義なし厳寒選挙の偽連合
(070) 奴つこ凧秩父の山をまたぎおり
(071) 蝋梅はうつむきながら香りけり
(072) 凧和らぐ赤城颪 (おろし) の晴れ間かな
(073) 受験日の不安と寒さよぎる朝
(074) うたた寝で初夢成就の夢を見る
(075) 奥多摩の飛沫も凍る滝の行
(076) 死は深き眠りに変はる霙の夜
(077) 初夢や暁の富士プルシヤン・ブルー
(078) 雪下ろし秋田の従兄弟泣き便り
(079) 初夢もトイレが近く途切れがち
(080) 屋根きしむ臀部ごとくに雪の座し
(081) 木枯らしを連れて夜寒が忍びより
(082) 甍にも黄金の銀杏不動堂
(083) 一月も早くもにほふきな臭ささ
(084) 初春や余生の意味を問う年か
(085) 山茶花の散る華やぎに暮れ迫る
(086) ご時世か凧なき空やあら寂し
七年ぶりに三陸を訪ねて二句
(087) 一本松堤防見上げ海見えず
(088) 気嵐や祈りあらたに三陸路
(089) 寒の水五臓六腑が息を吹き
(090) 翡翠 (かわせみ) や狩を何度も寒小川
(091) 三が日客なき部屋のかさね重
(092) 年賀してはずむ歌声おめでとう
(093) 雑煮食う汁は薄めに具は野菜
(094) 節分や地球に福はまだ遠し
(095) ありがたや白寿の母の蜆汁
(096) 黒焦げの餅の香も美味し初雑煮
(097) 大和びとドンロー時代舵いかに
(098) 初夢や光抱きて第一歩
(099) 餅いくつバーバの問いに孫四つと
(100) 父祖の地の鐘の音重く大晦日
(101) 賀状はラインテレビ画像の初日の出
(102) 冬銀河父祖の気迫を恃みとす
(103) 鷹匠も鷹の気まぐれ困り果て
(104) 初夢や目覚めて失せし老いの朝
(105) ひとり雑煮早々終えり今年さて?
(106) 手に伝ふ米粒大の凧の息
(107) 元旦や雑煮やっぱり田舎風
(108) 一人づつベンチ占領日向ぼこ
(109) 合格を祈るお守り梅の宮
(110) 澄む水に心の澱( おり) を見透かされ
(111) 木枯らしに目覚め悶々五病室
(112) 1 等の10億円が初夢に
(113) 年取りて雑煮に餅は無かりけり
(114) 世知辛き浮世の隅で焚火の輪
(115) 極寒と猛暑ピストン身を千切る
(116) 凧揚げし少年の日は遠くなり
(117) 女の子生まれたばかりの花盛り
(118) 大谷は唯一無二か異次元か
(119) 禿げ頭寒さ鹿十 (しかと) し露出症
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