2026年5月1日金曜日

七句会 第五十五回目のネット句会 選句のご依頼です。

 

 七句会の皆様

 

  不順な天候のなかでも、春は確実に深まっているという感じですが、

みなさまお元気にお過ごしのことと思います。

  七句会としての第五十五回目のネット句会となりますが、今回、下記

120 句の投句がありました。

  つきましては、次の要領で、選句をしていただきたく、よろしくお願

いいたします。

 

- 下記は、今回、投句していただいた全ての句を、作者を伏せ、兼題別

に、ランダムに列挙したものです。表記は、投句されたそのものです。

詞書きがあり、複数の句があるものは、まとめて並べてあります。兼題

句、自由題句、無季語句、川柳的な句、作者の特定が可能な句、等々、

なんでもありとしています。分類については、作者の意図と異なるかも

しれませんが、ご了承のほどお願いいたします。 (今回も分類を省略さ

せていただきました。)

- このなかから、共感する俳句を、最大7 句選び、0515 () まで

に、下記へメールで返信してください。番号表記でも構いません。その

際、選んだ理由を一言、付け加えていただくとなお結構です。全体への

コメントでも結構です。

    hfukase@k03.itscom.net  (事務方  深瀬)

- 蛇足ですが、選句にあたり、自作を選ぶのはご遠慮ください。

- 5 月中旬には、選句の結果をまとめ、皆さまにご報告する予定です。

 

  今回の投句者は、秋元さん、新井桜子さん、内野さん、小野寺さん、

河村さん、吉良さん、桑子さん、志方さん、治部さん、中津川さん、

橋本さん、服部さん、宮澤さん、柳町さん、豊さん、深瀬 (以上16)

です。

 

 これまでの選句結果は、下記のURL から参照可能です。

 http://nanaku-haiku.blogspot.jp/

 

 以上、よろしくお願いいたします。

 

  送付不要な場合、ご面倒ですがご一報下さい。以後、送付しないよう

にします。

 

 よろしくお願いいたします。

 

        七句会 2026.05.01

          代表  橋口侯之介

     顧問    宣光

          事務  深瀬久敬

   

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   1. 全て (兼題句、雑詠句、無季語句など混在。)

 

(001) 雪解けの流れに速し落ち椿

(002) 蜂蜜がトロリとろとろ春の朝

(003) 校門の卒業袴や花畑

(004) 春深し浮ひた居心地老ひの身や

(005) トランプで戦争遊び春の闇

(006) 道行や桜蕊降る六義園

(007) 菜の花に渡る薫風水ぬるむ

(008) 春深し湖深く澄み櫂の音

(009) 新緑やまぶしくもあり老ひの身に

(010) 花筏風はもう散らさない

(011) バーボンを飲み干し消えた友の春

(012) 春深し風に波立つ竹林 (たけばやし)

   チヤンドラーのタフと優しさのセリフを大統領に

(013) 優しさが無ければですぞ華府サクラ

(014) 山茶花や雨は葉止まり春隣

(015) 撮り鉄も花の筏へレンズ向け

(016) 花筏みんなで浮かぶ心地よさ

(017) トランプは来ぬ春待ってカード切る

(018) 贈りたし燃ゆる真紅の薔薇一輪

(019) ペダル漕ぐ新緑の風背に受けて

   新聞記事を参考に

(020) 桜こそ区切りの花ぞのどけかな

(021) 蛍烏賊酢味噌にまみれまた一杯

(022) さざれ石踏みつ慰問の花吹雪

(023) 薔薇一輪推敲の文破りけり

(024) 春深し色彩かほり湧きいでる

(025) 舟縁の川面に浮かぶ花筏

(026) 春深しトランプ爆走どこまでも

(027) 薔薇一輪言葉呑み込み恋敗る

(028) 知り合うが遅すぎたなと春の雨

(029) 花筏生まれ飛鳥(山)か石神井(川)か

      ウクライナではひまわりの種を身につけ戦地に赴

      く風習ありとか

(030) ひまわりの種抱き逝きしドンバスの地

(031) 君去りて姿とどめぬ花筏

(032) あをあをと五月の雨のねぎ畑

(033) 早替わり咲いて吹雪いて花筏

(034) じこちゅうの世相にやさし春の雨

(035) トランプのルール変更誰がために

(036) 春探す女 (ひと) の見上げるこぶしかな

(037) MLB老いの居眠り春深し

   倒木が目立つ染井吉野の樹命は約100 年とか

(038) この吉野同じ歳かや米寿なり

(039) 鐘撞けば雨の山寺春深し

(040) 春深し畦のまにまに緑映え

(041) 春深し俳句もそぞろまどろみぬ

(042) トランプは悪のジョーカー犯罪人

(043) 花筏写す心の浮き沈み

(044) 山火事を抑えてくれよAI雨

(045) 初鳴きのホケキョの声に刻は逝き

   今さら死を意識してもー

(046) 春なのに恙無いのにメメント・モリ

(047) トランプはブラフで勝負春の夜

(048) トランプとペルシャイランの深き溝

(049) トランプの力が全てに春来るか

(050) 春深し野山の緑濃くなりぬ

(051) 浜木綿の風に潮の香五月来る

(052) 老いた妻なぜか張り切る孫来たる

(053) トランプは自分がババと気が付かず

(054) 閉店のデパートの前に散り桜

(055) 鎮魂の読経のしじま花吹雪

(056) 春風にナイスショットもロストかな

(057) 春深し今年の無事に一息す

(058) 桜よりモミジが似合う鎌倉路

   京都の夕暮れが醸し出すメランコリー

(059) 春愁の揺蕩う京や暮れ泥む

(060) 菜の花や遥かな岬青き海

(061) 肌色のあちらこちらに春深し

(062) 春深し緑の奥のさえずりや

(063) ただよう香 (こう) 寺の花壇やヒヤシンス

(064) 白木蓮 (ハクレン) や空のキャンバス泳ぎたる

(065) 囀りの消えて鎮守の森は暮れ

   梶井基次郎の桜の樹の下に埋まる屍体、の切れあ

   る表現には及びも付かないが

(066) 夜桜に喜怒哀楽が埋まつてる

(067) 春深し囀る声の親離れ

(068) 棹ささば流れを速む花筏

(069) 更衣化粧の色も薄くなり

(070) メーデーや途中トンズラ卓囲む

(071) りくりゅうの刻む七年金の舞

(072) トランプの被害者ポーズ春に浮く

(073) 柿若葉今年はいくつ実るやら

(074) 底見せて雨よふれふれダムの春

(075) 春惜しむ六分の侠気四分の熱

(076) 薪爆ぜシテ参じそろ花吹雪

(077) AIや春雨の音いかに聞く

(078) 花筏ゆびきりげんまん見つめ合い

(079) 風と散る枝を残して花筏

(080) 卒業式今は袴の小学生

(081) トランプとプーチンタッグ春の闇

(082) 春愁や半世紀前の恋の影

(083) 散り桜白雲流れ蒼いそら

(084) 春深し友との昼のみ老い深し

(085) 花筏行きつく先になにが待つ

(086) 道端にいのち振りまくスミレあり

(087) 雨しずか街路に映ゆるつつじかな

(088) 花月夜凪の湖漕ぐ櫂の音

(089) 葉桜やにぎわい消えた隅田川

(090) 風そよぎ櫂を漕ぎだす花筏

(091) 花筏美女の寝乱れゆらゆらと

(092) 紅き薔薇我に人刺す矜持あり

(093) くしゃみ連発山は花粉の黄

(094) トランプのあまりに軽きディールかな

(095) 初鰹本日入荷広告に

(096) あひびきの袂離さず薔薇の棘

   仏教の日の光景

(097) 花祭り稚児行列の誇らしげ

(098) 春の日に恩師のお墓詣でけり

(099) 早緑の風が吹き抜け葉桜に

(100) 球は出ぬアリソンバンカー春深し

(101) 弘前の城美しや花筏

(102) 東風の夕点しゆく灯や父祖の街

(103) 花冷えに気を引き締める傘寿翁

(104) 花筏果てなき海原めざし行く

(105) 女坂明るき雨に薔薇は濡れ

(106) すべり台尻もちつけば花筏

(107) 酒残る夕べの語らいシジミ汁

(108) 春深し美しき人化粧せず

(109) AIやポストモダンの幕を開け

(110) 手術の手しびれ我慢のヨモギ餅

(111) 春惜しむ谿の瀬音は腹に沁み

(112) 春雨に囲碁打つ音のやわらかき

(113) カイロスよラムダ (λ) は5度目だ春の海

(114) 墨すれば文は匂ひて春深し

(115) 春深む長 (たけし) 我が子にとまどいて

(116) 舟先で流れを分ける花筏

(117) 山路来て緑に抱かれ春深し

(118) いのちあり移りし病室 (へや) のシクラメン

(119) 堰越えて形乱るる花筏

(120) 節電に一息ついて春深し

 

 

 補注

 

(006) 「蕊」は「しべ」と読み、音読みでは「ズイ」と読みます。花の中心にあ

る雄しべ・雌しべを指す漢字で、15画で準1 級の漢字です。主な用法には「雄蕊

(ゆうずい・おしべ)」「雌蕊(めしずい・めしべ)」「花蕊(かずい)」など

があります。俗字として「蘂」「蕋」が使われることもあります。

 

(013)"タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない"

 レイモンド・チャンドラー

 

(013) 華府(読み)カフ。《「華盛頓」と書いたところから》米国の首都、ワシ

ントン。

 

(051) 浜木綿(ハマユウ)は、夏の海岸の砂地に自生するヒガンバナ科の常緑多

年草で、6 9 月にかけて細長い白色の花を咲かせます。夜に甘い芳香を放ち、

花びらが「木綿(ゆう)」のように白く垂れ下がる姿が特徴的で、海岸の厳しい

環境下でも波に種を運ばせて繁殖する力強い植物です。

 

(059) 揺蕩う(たゆたう)は、ゆらゆらと揺れ動いて1 カ所に定まらない様子や

、気持ちが迷いためらうことを意味します。波間や空中に漂う物体、または心の

中で葛藤する状況に使われます。類語は漂う、揺らぐ、揺めくなど。

 

(066) 『櫻の樹の下には』(さくらのきのしたには)は、梶井基次郎の短編小説

(掌編小説)。散文詩と見なされることもある。満開の桜やかげろうの生の美の

うちに屍体という醜や死を透視し惨劇を想像するというデカダンスの心理が、話

者の「俺」が聞き手の「お前」に語りかけるという物語的手法で描かれている。

近代文学に新たな桜観をもたらした作品でもあり、「桜の樹の下には屍体が埋ま

つてゐる!」という衝撃的な冒頭文は有名である。

 

(076) 「爆ぜる(はぜる)」は、果実や種子が熟して裂ける、または熱で内部か

ら弾け飛ぶことを指す言葉です。炎で薪が「爆ぜる」音や、ポップコーンのよう

に「弾ける」様子、勢いよく「飛び散る」比喩表現としても使われます。類義語

には「弾ける」「裂ける」「飛ぶ」などがあります。

 

(100) アリソンバンカーとは、1930年代に来日した英国人設計家チャールズ・ヒ

ュー・アリソンが設計した、アゴ(淵)が高く非常に深い、脱出困難なバンカー

の通称です。日本では特に川奈ホテルGC富士コースや廣野GCなどの難関コースで

知られ、戦略性の高さから畏敬の念を込めてその名が付けられました。

 

(105) 女坂(おんなざか)とは、神社や仏閣に通じる坂道のうち、傾斜が緩やか

な方の坂を指します。一般的に、男坂(おとめざか)と対になる形で存在し、女

坂は女性でも歩きやすいように設計されています。代表的な場所には、京都の東

山七条や高尾山があり、これらの場所では女坂が親しまれています

 

(113) カイロス(KAIROS)は日本の衛星打ち上げ用ロケットである。民間企業ス

ペースワンの開発した自社事業用のロケットで、小型衛星の打ち上げを目的とす

る。

「大型の衛星を少数打上げるのではなく小型の衛星を大量に打上げるという発想

」をもとに、「契約から打上げまでの「世界最短」と打上げの「世界最高頻度」

をめざす」小型軽量のロケットである。動力に固体燃料を使うことで発射までの

準備期間を短縮し、衛星の受け取りから4 日で発射することを可能にした。また

効率化のため、GO/NOGO 判断などの管制手順を自動化したほか、異常発生時の指

令破壊も機体に自動で判断させることで、打ち上げの省人化を実現している。

20243 13日に初号機[1][2]、同年1218日に2 号機[3] 20263 5 日に

3 号機の打ち上げが試みられたが、いずれも失敗した[4]

 

(113) ラムダ (λ) ロケットとは東京大学生産技術研究所と後継機関の東京大学

航空宇宙研究所(後の宇宙科学研究所)が、プリンス自動車工業と後継企業の日

産自動車宇宙航空事業部と共に開発した全段固体燃料の観測ロケットシリーズで

ある。

  1960年に高度1,000km の内側ヴァン・アレン帯に届く観測ロケットシリーズと

して立案され、カッパロケットに続くものとして "L-計画" と名付けられた。L-

3 で当初の目的は達成されているが、1964年に糸川英夫によって人工衛星打ち上

げロケットとしての利用の可能性が示唆された後、人工衛星打ち上げロケットと

しての性能を満たす様に改良が重ねられた。1970 L-4S 5 号機において日本初

の人工衛星であるおおすみの打ち上げを成功させている。また、それらと並行し

てミューロケットの技術試験機としても用いられた。

 

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