2023年6月8日木曜日

七句会第43回句会自句自解、感想、等

  七句会のみなさま

 

 第四十三回の選句結果を踏まえて、感想や自句自解、等をおよせいただき、

たいへんありがとうございました。

 およせいただいたものを、作品集とともに、名前順に、ほぼそのまままとめ

てお届けします。

 

 今後のやり方に、ご意見、等ありましたら、よろしくお願いします。

 七句会のweb  http://nanaku-haiku.blogspot.jp/ にも掲載してあります。

  今後とも、よろしくお願いいたします。

  小野寺さんの提出を待ちましたので、配布がやや遅れました。

  深瀬 (事務方)

 

 

1.第43回  ネット句会  作品集

 

(01)  秋元さん

・宵闇に寝息静まり命削ぐ

・雛芥子に問いかけてみる初夏の風

 

(02)  桜子さん

・チューリップガラス細工のつくりもの

・会見場紺のジャージを着た英雄

・新年度朝から晩までごあいさつ

・竹の子の頭飛び出て笑顔の子

・たけのこのかか煮よそってお疲れ様

・聖五月山手の丘からお散歩道

・官邸の脇道飾る紅さつき

・五月から警戒つづけ旅行支援

・筍の足元の春見いつけた

 

(03)  小野寺さん

・雲走る車窓に夏は過ぎさりぬ

・花火待つ山の端に月登りけり

・旅の宿束ねし髪に合歓の花

・木葉木菟 (このはずく) 木々眠らせて地霊呼ぶ

・仏法僧祖霊まします森で哭き

・かきあげし髪に菖蒲湯香ほりけり

・紫陽花の青滴りて古都は雨

・葉桜や湖 (うみ) 煌めきて風わたる

・万緑の空高く鳴き草雲雀 (くさひばり)  

・花冷えの曇天低く燕翔び

・奥津城を訪う人もなく花吹雪

・断崖の海の蒼きに桜散る

・初蝶がとまりて牡丹沈みけり

・生命 (いのち) 継ぐ孫の習字に春香る

・暁闇に牡丹は花芽伸ばしをり

・汐の香にリアスの海辺花筏

・引き波の跡鮮やかに桜貝

・蕗味噌に緑酒あおりて朋送る

・菜の花の沖の黒潮雲を呼び

・若葉萌ゆ阿修羅の瞳愁ひ帯び

・散る桜憂き世の全て眺め来し

・雨やまず若葉に沈む山の寺

 

(04) 吉良さん

・顔老いてポツリと散りし木蓮花

・黄砂降る街角灯す木蓮花

・屏風絵の木蓮描くビルの窓

・君子ラン満開映える金婚日

・金婚日あと幾年の春の旅

 

(05) 桑子さん

・春炬燵うつらうつらの向かい合い

・春は曙バッグ担いでいざ行かん

・カァカァと目覚まし代わり春の朝

・春疾風池ポチャOB(オービー)4(フォー)パット

 

(06)  志方さん

・水ぬるみ池面に映ず若葉かな

・霞む空思いも遠く瀬戸の島

・緑なす風さえ染める青紅葉

・染まりゆく深山幽谷早緑に

・1杯と薫風よせてまた一杯

・国会は悪魔と猿のリングかな

・桜散る後の菜の花藤の棚

 

(07) 治部さん

・いとうまし花なればなり握り飯

 高尾山の神事に行ってきました。

・火渡りや法衣の朱にも風光る

 

(08)  中津川さん

・すわ火事と見紛う煙スギ花粉

・そびえ立ち枝垂れ花散る古刹屋根

・ゴーグルし黄砂を流すボンネット

・土ふりて洗濯くやし二度洗い

・こげうましタケノコ飯や香も馳走

・湯呑手に届く新茶の香を想う

・車停めかるの子の軍団俺らが道

 

(09)  橋本さん

・水温むメダカ捕えて笑む親子

・寝転べば囀りひととき風運ぶ

・満開の常磐満作(トキワマンサク) 花の雪

・初燕帰ってきたよと旋回す

・行く春を惜しむ間もなし温暖化

・新緑やつつじの絨毯引き立てり

・春遠し普遍的価値二十一世紀

 

(10)  服部さん

・満開のまさに満開の桜かな

・黄砂より怖いミサイル飛んでくる

・サクラサク今はスマホで合否知る

・東北道桜吹雪の真っただ中

・弘前城堀うめ尽くす花筏

 

(11)  豊さん

・春が行くもの憂き想い残しつつ

・綿菓子やふわり膨らむ春の雲

・春風に行方定めぬ綿毛かな

・照り返すビルの光や夏来る

・新緑の谷より清き風生まる

・風はらみお産間近の鯉のぼり

・初夏や女子高生の素足伸ぶ

 

(12)  深瀬

・若き日の果てなき春眠なつかしむ

・春眠に少しあやかる老いの朝

・特養に春眠並び波しずか

・昼と夜木の芽育む地の鼓動

・輝きに神妙混ざる木の芽かな

・筍の歯ごたえ喚起原始人

・筍の群れて顔だすリズム感

・母逝きぬ五月の木々に見送られ

・子供らの透き通る声五月の陽

・梅雨の空重たき雲に烏二羽

・長梅雨にクーラー音のたくましく

・梅雨の夜ワイングラスに翳りなく

・梅雨の路保育園児の整然と

・梅雨空に空車タクシー過ぎにけり

・期日前しずかに投票五月晴れ

・だみ声の選挙演説五月晴れ

・五月晴れひとり聞き入るジャズ喫茶

・新緑の香りのなかを柩ゆく

・新緑の香りに老いの明日思う

・新緑の歩道にひびく杖の音

・街花壇つつじの花の咲き誇り

 

 

2.第43回  ネット句会  感想と自句自解

 

◎  小野寺さんの自句自解

 

 43回目の駒東七句会では沢山の方々の支持を得て何らかの理由で人様の心に

共感を引き起こしたと思うと望外の喜びです。

 絵画も俳句も共通した感覚が要請され対象の自然例えば桜の木や花、昆虫、

鳥などの生き者の目になりきる感覚が大切ではないか、と思いあたる事が多々

あります。

 

(090) 6 点句 引き波の跡鮮やかに桜貝

      1 秋元

      2 治部    光景がきれいですね。春の穏やかな砂浜の様子

              が見えます。なかなか遭遇しない光景。美しいで

              す。

      3 橋本  きれいな句です。

      4 平島    遠望には青い海原眼を落とせば沖へと引き返す

          白い波更に近間を見れば美しい桜色の貝。青白ピ

          ンク色の配置が美しいなあ。

      5 豊      寄せてきた波が運んできた桜貝が、波が引いた

          浜辺に残された。ロマンチックな夢があります。

      6 深瀬    潮の引いた砂浜に桜貝が光っている光景が目に

          浮かびます。

  平島さんの解説通りです。遠望には青い海原眼を落とせば沖へと引き返す白

い波、近間の足元には、波にあらわれた美しい桜貝、青白薄紅との色の配置の

ハーモニーが目を見張る程鮮やかだったのです。

 

(092) 4 点句 若葉萌ゆ阿修羅の瞳愁ひ帯び

      1 志方

      2 治部    奈良の低山の新緑と阿修羅の表情は、何だか奥

              が深そうです。

      3 服部   

      4 深瀬    阿修羅像のある奈良は新緑に溢れていますが、

          単純には喜べないなにかがあるのでしょう。

 奈良の新緑の華やぎの中で阿修羅像の瞳はこの世の不条理を一身に背負うが

為の愁ひなのだと思いました。

 

(046) 3 点句 奥津城を訪う人もなく花吹雪

      1 志方

      2 平島    田舎はいよいよ過疎が進みひと気が無くなって

          寂しいが自然は巡り春は訪れて桜は花を咲かせ盛

          大に散らせて過ぎ去って行く。静と動。

      3 豊      奥津城とは神道の墓のこと。お寺の墓とは違っ

          た趣で、花吹雪とうまく調和しています。

 過疎の村の忘れさられた様な奥津城( 墓碑) にも春を盛りの桜は咲き風と共

に花吹雪となって散り行く様はこの世の無常の移り変わりです。

 

(054) 3 点句 紫陽花の青滴りて古都は雨

      1 桜子    雨の日の鎌倉明月院を思い浮かべました。古都

          の情緒たっぷりです。

      2 宮澤

      3 豊      言葉の並べ方がうまいですね。雨に濡れた紫陽

          花の美しいイメージが光っています。

 紫陽花に降りしきる雨は紫陽花の青色をを映して青い滴リとなり古都の風景

に鮮やかな風情を添えておりました。

 

(080) 3 点句 かきあげし髪に菖蒲湯香ほりけり

      1 秋元

      2 宮澤

      3 豊      菖蒲湯につかり、髪を洗い終えた女性の艶やか

          な姿が季節感を出しています。

 豊さんの感想の通りです。菖蒲湯に浸り、髪を洗い終えた女性がかきあげた

髪からほのかに薫る爽やかな色香です。

 

(015) 2 点句 生命( いのち) 継ぐ孫の習字に春香る

      1 吉良    若い孫の勢いある字が次の世代の命を感じさせ

          てくれて、老人の安心感を読むことができます。

      2 豊      孫の習字の文字に力強さを感じて、自分の命が

          つながってゆく嬉しさ。作者の気持ちが伝わって

          きます。

 孫娘が書く溌剌とした力強い習字は次の世代に続く己の生命のリレーでもあ

り安堵に続きます。ふと子供の頃習字を褒めてくれた祖父の眼差しを思い出し

ます。

 

(020) 2 点句 菜の花の沖の黒潮雲を呼び

      1 桜子    瀬戸大橋の風景を思い浮かべました。神がかり

          の豪快な感じが出ています。※話はそれますが、

          職場では「快速マリンライナーには一度乗ってお

          くべきだ」と話題になっています。

      2 吉良    菜の花の黄色と黒潮の紺色、雲の白の色の対比

          が面白い。

 桜子さんと吉良さんの解釈の通り菜の花の黄色と沖の黒潮の紺色、湧き上が

る雲の白の対比は、神がかり的な豪快な風景でした。

 

(038) 2 点句  万緑の空高く鳴き草雲雀

      1 志方

      2 柳町

 一面の若葉の空で鳴く草雲雀は立原道造の詩 [のちのおもひに] からの着想

です。 (夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に  水引草に風が立

ち  草ひばりのうたひやまない  しづまりかへつた午さがりの林道を、、)

 

(084) 2 点句  初蝶がとまりて牡丹沈みけり

      1 平島    季語が重なっていますが、軽い蝶に沈む牡丹と

          いうのが目新しく目の付け所に感心しています。

      2 柳町

 平島さんのご指摘通り季重なりですが、軽い蝶がふわりととまり白い牡丹が

かすかに沈んだと驚きの発見をしたのです。

 

(095) 2 点句  旅の宿束ねし髪に合歓の花

      1 桑子    合歓の花の花言葉は「胸のときめき」、想像を

              搔き立てられます。

      2 柳町

  桑子さんの解釈  合歓の花の花言葉 [胸のときめき] その通りです。赤い合

歓の花の遠い記憶がよみがえります。

 

(001) 1 点句 木葉木菟( このはずく) 木々眠らせて地霊呼ぶ

      1 中津川  仏法僧と鳴いています。昔訪れた鳳来寺山を想

              い出しました。

  仏法僧と鳴く木葉木菟は鎮守の森の守り神でした。木々を眠らせて森の守り

神の地霊を呼ぶのでしょうか。

 

(007) 1 点句 汐の香にリアスの海辺花筏

      1 深瀬    津波被害からの復興も進み、穏やかな風景を感

          じます。

  深瀬さんのご了解通りです。大震災の跡復興が進み何事も無かった様にリア

ス海岸にも穏やかな花筏の風景が戻ってきました。

 

(029) 1 点句 花冷えの曇天低く燕翔び

      1 宮澤

 花冷えの曇天低く虫を咥えた燕の飛翔が戻ってきて、燕の巣作りが今年も見

られると思うと心が弾みます。

 

(033) I 点句  雨やまず若葉に沈む山の寺

      1 志方

 降りしきる雨に若葉が茂り山寺は緑一色に埋もれて時と共に緑に沈み行くの

だと感じたのです。

 

(043) 1 点句 雲走る車窓に夏は過ぎ去りぬ

      1 柳町

 帰省の列車から、ふと車窓を眺めると雲は次々と後方に流れて走り短い帰省

の日々も雲とともに流れ去り夏も終わるのだと言う感慨に浸ったものでした。

 

(050) 1 点句 仏法僧祖霊まします森で哭き

      1 柳町

  木葉木菟はブッポーソーと鳴きますが鬱蒼と茂る故郷の森の祖霊と語り合い

ながら寂しく哭いているのだなと感じたのです。

 

(062) 1 点句 散る桜この世の全て眺め来し、

      1 服部   

 人は桜をみてさまざまな感慨に浸りまなわすが秀吉が愛でた醍醐の桜は何世

期にもわたり人の世の変遷を眺めてきたはずです。桜の目に映った人の世の転

変の歴史は如何許りだったでしょうか。

 

 

◎ 中津川さんの感想、自句自解

 

 いつも選句結果の発表は皆さんの鑑賞(感想)文を楽しく拝見しています。

 

・(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走

      1 桜子    おいしい時の満足感でいっぱいです。

      2 桑子    たけのこご飯の美味しさをうまく伝えています。

      3 志方

      4 治部    タケノコ飯タケノコご飯のおこげの香りはたま

              りません。「こげうましで」よだれです。お見事

              です。

      5 橋本  田舎で食べたタケノコご飯を思い出します、上

          手く表現されています。

      6 服部   

      7 深瀬    実感がリアルに伝わってきます。

 まさかの7点句でした。ビックリです。

  知人からいつもより多めの筍をいただきました。何年か振りで炊き込みご飯

を作ったのが思いのほか上手に出来て、妻からもおほめの言葉がありました。

 

・(004) そびえ立ち枝垂れ花散る古刹屋根(1点句)

      1 桑子    田舎のお寺の閑散とした佇まいが目に浮かびま

              す。枝垂れからの軽快なリズムがいいです。

  長野県の円空仏がある古いお寺に非常に高い桜があり、寺の屋根の上にそび

え立っていたのが印象に残っています。

 

・(035) 土ふりて洗濯くやし二度洗い

・(085) ゴーグルし黄砂を流すボンネット

 この二句は黄砂が降って来た日に大丈夫と思い朝早くに干した洗濯物が昼前

には汚れ、結果的に二度洗い。車の上も全体に黄色い砂がいっぱい。花粉も混

ざりゴーグル・マスクで洗車せざるを得ませんでした。

 

・(040) 湯呑手に届く新茶の香を想う(一点句)

      1 深瀬    お茶好きのわくわくした気持ちが伝わってきま

          す。

 お茶を牧之原から取り寄せているのですが、新茶を注文して届くまでが待ち

遠しいです。

 

 

◎ 豊さんの自句自解

 

・(003) 春風に行方定めぬ綿毛かな 

   1 吉良    タンポポの綿毛がどこに行くともなく漂い、春

       ののんびりした様子が感じられます。

   2 治部    ふわりふわりと本当に春らしい光景です。行方

           定めぬがいいですね。

   3 服部   

   4 宮澤

 吉良さん、治部さんの鑑賞のとおりです。わかりやすい句だったと思います。

 

・(010) 新緑の谷より清き風生まる

      1 小野寺  清き風生まる、とはジブリの風の谷のナウシカ

              を想起します。

 新緑が鮮やかな深い谷の底から風が湧きあがってきた、そのさわやかな感じ

を詠みました。

 

・(052) 春が行くもの憂き想い残しつつ 

      1 服部   

 「春愁」という言葉がありますが、その憂いが消えないうちに春が過ぎてし

まったのです。 

 

・(032) 風はらみお産間近の鯉のぼり

      1 吉良    5 月の爽やかで豊かな風を感じることができま

          す。

      2 桑子    「お産間近」の比喩・表現がいいです。

 桑子さん、「お産間近」の表現を評価していただいてありがとうございます

。作者としては「どうかな」という不安があったのですが。

 

・(088) 初夏や女子高生の素足伸ぶ

      1 桑子

 初夏になって靴下を脱ぎ、スカートを短くした素足の女子高生にほのかな色

気を感じました。

 

・(079) 照り返すビルの光や夏来る

      1 宮澤

 夏が近づいて日差しがだんだん強くなります。その日差しがビルの壁や窓に

反射して、「ああ、夏が来たな」と思わされるのです。

 

・(091) 綿菓子やふわり膨らむ春の雲 

      1 桜子    空をご覧になりながら思い浮かべたのかと思い

          ますが、素朴で素敵な表現です。

      2 志方    ただこの句は綿菓子より綿帽子の方がぴったり

              かな。

 「綿菓子よりも綿帽子のほうがいい」という志方さんのご指摘ですが、「綿

帽子」だと「膨らむ」という表現にはならないと思いますが、どうでしょう。

 

 

◎ 深瀬の自句自解

                                   

  最近、老化のせいか感性の劣化を日々自覚しています。

 

・(002) 母逝きぬ五月の木々に見送られ

   1 小野寺  多分大往生だったと思われますが青葉繁る中で

           の最愛の母上への哀惜の念が現れてます。

 母は約15年前の5 月に逝きましたが、葬儀場の新緑が焼きついています。 

 

・(009) 筍の歯ごたえ喚起原始人

  最近は、原始人のたくましさのようなものに憧れます。

 

・(014) 春眠に少しあやかる老いの朝

      1 服部   

 朝ゆっくり眠れた日は、体調もよくいろいろ捗ります。

 

・(016) 梅雨の路保育園児の整然と

 最近、保育士に先導された保育園児の列をよくみかけます。

 

・(018) 梅雨の空重たき雲に烏二羽

 蕪村的な雰囲気を狙ったのですが。

 

・(024) 輝きに神妙混ざる木の芽かな

      1 平島    春の訪れが嬉しいがそれにしても不可思議な形、

          色、匂いだなあ。神妙が絶妙です。

 「神妙に」に共感いただき、たいへんありがとうございます。

 

・(031) 新緑の香りに老いの明日思う

 老人は早く退出すべきか、経験知を大いに活かすべきか。

 

・(036) 五月晴れひとり聞き入るジャズ喫茶

      1 桜子    独特の小粋な雰囲気が出ています。

      2 治部    五月晴れの明とジャズ喫茶の暗の対比がいいで

              すね。「ひとり」には外は大勢、内は一人、そん

              な対比も感じます。いい句だと思います。

 目黒区のボランティアの集まりに88歳の方が来ます。ときどきジャズ喫茶に

いき聞き入るのだそうです。ジャズ喫茶では会話は御法度だそうです。

 

・(041) 梅雨空に空車タクシー過ぎにけり

      1 中津川  乗れずに残念。これからはタクシーアプリのご

              利用を。

      2 宮澤

 最近はスマホでタクシーを呼ぶのが主流なのでしょうか。

 

・(045) 筍の群れて顔だすリズム感

      1 桜子    リズムが本当に感じられます。

      2 中津川  雨後の筍でしょうか、リズム感という表現がい

              きいきと伝えています。

 やや無理があるかなと思いましたが、ありがとうございます。

 

・(051) 新緑の歩道にひびく杖の音

 老と若の対比ですが、老の社会の中での在り方は微妙です。

 

・(055) だみ声の選挙演説五月晴れ

  だみ声で同じようなことを何度も叫んでいる候補者がいました。

 

・(060) 若き日の果てなき春眠なつかしむ

      1 秋元

      2 橋本  本当にいつまでも眠れた若き日がありました。

 よく眠れるというのは若さの特権なのだと思います。

 

・(065) 子供らの透き通る声五月の陽

 子供の声が聞こえると、なにかうれしくなる昨今です。

 

・(067) 長梅雨にクーラー音のたくましく

 都会では空調機なしの生活は不可能になったと思います。

 

・(071) 昼と夜木の芽育む地の鼓動

 昼と夜という地球の自転のもたらすリズムはすごいと思います。

 

・(076) 新緑の香りのなかを柩ゆく

      1 小野寺  新緑の青葉の中をおくる柩の葬列は哀しみの葬

              送を自然の中に帰って行くのだと己に言い聞かせ

              ている作者の切々と心情を現わしております。

      2 吉良    生命の誕生と生命の終焉が同時にさりげなく表

          現されています。

      3 柳町

 「自然の中に帰って行くのだ」というご指摘に同感しました。

 

・(081) 期日前しずかに投票五月晴れ

 この数年、選挙では期日前投票に行くことにしています。

 

・(086) 特養に春眠並び波しずか

 海の見える老人ホームに少し憧れますが・・・。

 

・(093) 梅雨の夜ワイングラスに翳りなく

 やや上級のワインを磨き抜かれたワイングラスで、はいかがですか。

 

・(097) 街花壇つつじの花の咲き誇り

  目黒通りと山手通りの交差する大鳥神社近辺での景です。

 

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2023年5月15日月曜日

七句会 第43回句会 選句結果

  七句会のみなさま


 第四十三回の七句会にご参加いただきたいへんありがとうございました。

今回の選句結果をご報告いたします。


 7 点句

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05


 6 点句

(090) 引き波の跡鮮やかに桜貝               小野寺17


 4 点句

(003) 春風に行方定めぬ綿毛かな              豊  03

(092) 若葉萌ゆ阿修羅の瞳愁ひ帯び             小野寺20


 3 点句

(028) 金婚日あと幾年の春の旅               吉良 05

(046) 奥津城を訪う人もなく花吹雪             小野寺11

(054) 紫陽花の青滴りて古都は雨              小野寺07

(076) 新緑の香りのなかを柩ゆく              深瀬 18

(080) かきあげし髪に菖蒲湯香ほりけり。          小野寺06

(089) 春疾風池ポチャOB(オービー)4(フォー)パット  桑子 04

(098) 緑なす風さえ染める青紅葉              志方 03


 2 点句

(015) 生命 (いのち) 継ぐ孫の習字に春香る         小野寺14

(019) 弘前城堀うめ尽くす花筏               服部 05

(020) 菜の花の沖の黒潮雲を呼び              小野寺19

(032) 風はらみお産間近の鯉のぼり             豊  06

(036) 五月晴れひとり聞き入るジャズ喫茶          深瀬 17

(038) 万緑の空高く鳴き草雲雀 (くさひばり)         小野寺09

(041) 梅雨空に空車タクシー過ぎにけり           深瀬 14

(045) 筍の群れて顔だすリズム感              深瀬 07

(060) 若き日の果てなき春眠なつかしむ           深瀬 01

(078) 屏風絵の木蓮描くビルの窓              吉良 03

(084) 初蝶がとまりて牡丹沈みけり             小野寺13

(085) 春炬燵うつらうつらの向かい合い           桑子 01

(091) 綿菓子やふわり膨らむ春の雲             豊  02

(095) 旅の宿束ねし髪に合歓の花              小野寺03


  下記に、選句表に、各句の右側に作者名、および、その下に選んだ人の名前

とコメント (追番付き、順不同、敬称略。) を付したものを添付します。

  次回については、今年 7月~  8 月ころにご連絡したいと思っていますので

、よろしくお願いいたします。やり方、等について、ご意見がありました

ら、ご連絡をいただきたく、よろしくお願いいたします。


 事務方から、以下、ご連絡、ご依頼です。


(1) 選句参加者

 今回の選句には、下記の15名が参加しました。

  秋元さん、桜子さん (新井さん) 、小野寺さん、吉良さん、桑子さん、志方

さん、治部さん、中津川さん、橋本さん、服部さん、平島さん、宮澤さん、柳

町さん、豊さん、深瀬。

  また、七句会第43回句会選者各位の選句結果 (句の作者名付き) を下記URL 

に掲載しておきました。

  http://nanaku-haiku.blogspot.com/2023/05/43.html


(2) 今回の句会の結果を踏まえた自句自解、感想、等の募集について

  今回の句会の選句結果を踏まえて、各自、表明しておきたいこともあるので

はないかと思いますので、自句自解、感想、等、なんでも結構ですので、募り

たいと思います。一応、期限としては  6 月4 日とし、事務方にメールでいた

だき、それを七句会の下記のweb に掲載することにしたいと思います。

 http://nanaku-haiku.blogspot.jp/


  2023.05.15


      代表   橋口侯之介

      顧問  豊  宣光

      事務方 深瀬久敬


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(001) 木葉木菟 (このはずく) 木々眠らせて地霊呼ぶ     小野寺04

      1 中津川  仏法僧と鳴いています。昔訪れた鳳来寺山を想

              い出しました。

(002) 母逝きぬ五月の木々に見送られ            深瀬 08

   1 小野寺  多分大往生だったと思われますが青葉繁る中で

           の最愛の母上への哀惜の念が現れてます。

(003) 春風に行方定めぬ綿毛かな              豊  03

   1 吉良    タンポポの綿毛がどこに行くともなく漂い、春

       ののんびりした様子が感じられます。

   2 治部    ふわりふわりと本当に春らしい光景です。行方

           定めぬがいいですね。

   3 服部    

   4 宮澤

(004) そびえ立ち枝垂れ花散る古刹屋根           中津川02

      1 桑子    田舎のお寺の閑散とした佇まいが目に浮かびま

              す。枝垂れからの軽快なリズムがいいです。

(005) サクラサク今はスマホで合否知る           服部 03

(006) 行く春を惜しむ間もなし温暖化            橋本 05

      1 秋元

(007) 汐の香にリアスの海辺花筏              小野寺16

      1 深瀬    津波被害からの復興も進み、穏やかな風景を感

          じます。

(008) 水ぬるみ池面に映ず若葉かな             志方 01

      1 平島    透明な鏡の様な青い水面に浮かぶ若緑の初々し

          い葉。色彩が綺麗です。

(009) 筍の歯ごたえ喚起原始人               深瀬 06

(010) 新緑の谷より清き風生まる              豊  05

      1 小野寺  清き風生まる、とはジブリの風の谷のナウシカ

              を想起します。

(011) 1杯と薫風よせてまた一杯              志方 05

      1 治部    1 杯と一杯がいいですね。心地よい酔いが・・

              結果何杯だったのですかね。ヤボでした。

(012) 聖五月山手の丘からお散歩道             桜子 06

(013) 黄砂降る街角灯す木蓮花               吉良 02

(014) 春眠に少しあやかる老いの朝             深瀬 02

      1 服部    

(015) 生命 (いのち) 継ぐ孫の習字に春香る         小野寺14

      1 吉良    若い孫の勢いある字が次の世代の命を感じさせ

          てくれて、老人の安心感を読むことができます。

      2 豊      孫の習字の文字に力強さを感じて、自分の命が

          つながってゆく嬉しさ。作者の気持ちが伝わって

          きます。

(016) 梅雨の路保育園児の整然と              深瀬 13

(017) 満開の常磐満作(トキワマンサク) 花の雪           橋本 03

      1 平島    満開、満作の畳み掛けが目と耳に心地良く。

(018) 梅雨の空重たき雲に烏二羽              深瀬 10

(019) 弘前城堀うめ尽くす花筏               服部 05

      1 小野寺  弘前城の見事な満開の桜より花筏となって佇む

              弘前城の栄枯盛衰を感じます。

      2 治部    選者も行ったことがあります。水面と土手の部

              分まで、圧巻でした。「うめ尽くす」に作者の感

              動が見えます。

(020) 菜の花の沖の黒潮雲を呼び              小野寺19

      1 桜子    瀬戸大橋の風景を思い浮かべました。神がかり

          の豪快な感じが出ています。※話はそれますが、

          職場では「快速マリンライナーには一度乗ってお

          くべきだ」と話題になっています。

      2 吉良    菜の花の黄色と黒潮の紺色、雲の白の色の対比

          が面白い。

(021) 雛芥子に問いかけてみる初夏の風           秋元 02

      1 桑子    アグネス・チャンの「ひなげしの花」を思い出

              しました。

(022) 黄砂より怖いミサイル飛んでくる           服部 02

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05

      1 桜子    おいしい時の満足感でいっぱいです。

      2 桑子    たけのこご飯の美味しさをうまく伝えています。

      3 志方

      4 治部    タケノコ飯タケノコご飯のおこげの香りはたま

              りません。「こげうましで」よだれです。お見事

              です。

      5 橋本  田舎で食べたタケノコご飯を思い出します、上

          手く表現されています。

      6 服部    

      7 深瀬    実感がリアルに伝わってきます。

(024) 輝きに神妙混ざる木の芽かな             深瀬 05

      1 平島    春の訪れが嬉しいがそれにしても不可思議な形、

          色、匂いだなあ。神妙が絶妙です。

(025) 暁闇に牡丹は花芽伸ばしをり             小野寺15

(026) 霞む空思いも遠く瀬戸の島              志方 02

(027) 筍の足元の春見いつけた               桜子 09

      1 吉良    筍ほりの場面でしょうか。楽しそうな雰囲気が

          でています。

(028) 金婚日あと幾年の春の旅               吉良 05

      1 志方

      2 中津川  毎年ご夫婦で花見旅をいているのでしょう。こ

              れからもずっと。

      3 平島    色々あったけどもう少しで50年もか。人生も旅

          そのものだが春の旅は青春時代を思い出すなあ。

(029) 花冷えの曇天低く燕翔び               小野寺10

      1 宮澤

(030) 桜散る後の菜の花藤の棚               志方 07

      1 小野寺  桜が終わり、その後に続く菜の花と藤の花が花

              の時間の移ろいを感じさせます。

(031) 新緑の香りに老いの明日思う             深瀬 19

(032) 風はらみお産間近の鯉のぼり             豊  06

      1 吉良    5 月の爽やかで豊かな風を感じることができま

          す。

      2 桑子    「お産間近」の比喩・表現がいいです。

(033) 雨やまず若葉に沈む山の寺              小野寺22

      1 志方

(034) 新年度朝から晩までごあいさつ            桜子 03

(035) すわ火事と見紛う煙スギ花粉             中津川01

(036) 五月晴れひとり聞き入るジャズ喫茶          深瀬 17

      1 桜子    独特の小粋な雰囲気が出ています。

      2 治部    五月晴れの明とジャズ喫茶の暗の対比がいいで

              すね。「ひとり」には外は大勢、内は一人、そん

              な対比も感じます。いい句だと思います。

(037) 初燕帰ってきたよと旋回す              橋本 04

      1 小野寺  春が終わり梅雨が始まる前かに燕が帰って来た

              よと旋回して挨拶するのは作者の心に余裕がある

              からです。

(038) 万緑の空高く鳴き草雲雀 (くさひばり)         小野寺09

      1 志方

      2 柳町

(039) 官邸の脇道飾る紅さつき               桜子 07

(040) 湯呑手に届く新茶の香を想う             中津川06

      1 深瀬    お茶好きのわくわくした気持ちが伝わってきま

          す。

(041) 梅雨空に空車タクシー過ぎにけり           深瀬 14

      1 中津川  乗れずに残念。これからはタクシーアプリのご

              利用を。

      2 宮澤

(042) 国会は悪魔と猿のリングかな             志方 06

(043) 雲走る車窓に夏は過ぎさりぬ             小野寺01

      1 柳町

(044) 春遠し普遍的価値二十一世紀             橋本 07

(045) 筍の群れて顔だすリズム感              深瀬 07

      1 桜子    リズムが本当に感じられます。

      2 中津川  雨後の筍でしょうか、リズム感という表現がい

              きいきと伝えています。

(046) 奥津城を訪う人もなく花吹雪             小野寺11

      1 志方

      2 平島    田舎はいよいよ過疎が進みひと気が無くなって

          寂しいが自然は巡り春は訪れて桜は花を咲かせ盛

          大に散らせて過ぎ去って行く。静と動。

      3 豊      奥津城とは神道の墓のこと。お寺の墓とは違っ

          た趣で、花吹雪とうまく調和しています。

(047) 土ふりて洗濯くやし二度洗い             中津川04

(048) 寝転べば囀りひととき風運ぶ             橋本 02

(049) 君子ラン満開映える金婚日              吉良 04

      1 深瀬    子供さんらが送ってくれたのでしょう。幸福感

          がいっぱいです。

(050) 仏法僧祖霊まします森で哭き             小野寺05

      1 柳町

(051) 新緑の歩道にひびく杖の音              深瀬 20

(052) 春が行くもの憂き想い残しつつ            豊  01

      1 服部    

(053) いとうまし花なればなり握り飯            治部 01

      1 吉良    コロナ禍もひと段落。桜の下で食べる握り飯が

          こんなに旨いと、感激した様子が面白く感じまし

          た。

(054) 紫陽花の青滴りて古都は雨              小野寺07

      1 桜子    雨の日の鎌倉明月院を思い浮かべました。古都

          の情緒たっぷりです。

      2 宮澤

      3 豊      言葉の並べ方がうまいですね。雨に濡れた紫陽

          花の美しいイメージが光っています。

(055) だみ声の選挙演説五月晴れ              深瀬 16

(056) 春は曙バッグ担いでいざ行かん            桑子 02

(057) 会見場紺のジャージを着た英雄            桜子 02

(058) 花火待つ山の端に月登りけり             小野寺02

(059) 車停めかるの子の軍団俺らが道            中津川07

      1 橋本  都会の中の微笑ましい共存の光景ですね。

(060) 若き日の果てなき春眠なつかしむ           深瀬 01

      1 秋元

      2 橋本  本当にいつまでも眠れた若き日がありました。

(061) 満開のまさに満開の桜かな              服部 01

      1 豊      「満開」を二度重ねた。それだけ作者が桜に感

          動しているということです。その正直さがいいで

          すね。

(062) 散る桜憂き世の全て眺め来し             小野寺21

      1 服部    

(063) たけのこのかか煮よそってお疲れ様          桜子 05

(064) 宵闇に寝息静まり命削ぐ               秋元 01

      1 桑子    無呼吸症候群ですか?同病相憐れむ、共感しま

              す。

(065) 子供らの透き通る声五月の陽             深瀬 09

(066) 新緑やつつじの絨毯引き立てり            橋本 06

      1 桜子    『つつじの絨毯』がいいですね。

(067) 長梅雨にクーラー音のたくましく           深瀬 11

(068) 染まりゆく深山幽谷早緑に              志方 04

      1 柳町

(069) カァカァと目覚まし代わり春の朝           桑子 03

(070) 蕗味噌に緑酒あおりて朋送る             小野寺18

      1 中津川  友人を偲ぶ心情を蕗味噌が表しています。

(071) 昼と夜木の芽育む地の鼓動              深瀬 04

(072) 顔老いてポツリと散りし木蓮花            吉良 01

      高尾山の神事に行ってきました。

(073) 火渡りや法衣の朱にも風光る             治部 02

      1 中津川  「法衣の朱」が火の熱さも伝えています。

(074) 葉桜や湖 (うみ) 煌めきて風わたる          小野寺08

(075) 五月から警戒つづけ旅行支援             桜子 08

(076) 新緑の香りのなかを柩ゆく              深瀬 18

      1 小野寺  新緑の青葉の中をおくる柩の葬列は哀しみの葬

              送を自然の中に帰って行くのだと己に言い聞かせ

              ている作者の切々と心情を現わしております。

      2 吉良    生命の誕生と生命の終焉が同時にさりげなく表

          現されています。

      3 柳町

(077) 断崖の海の蒼きに桜散る               小野寺12

(078) 屏風絵の木蓮描くビルの窓              吉良 03

      1 中津川  ビルの窓に映っている様子が見えてきます。

      2 深瀬    木蓮がビルの窓に映っているのを屏風絵に見立

          てるのはおもしろい。

(079) 照り返すビルの光や夏来る              豊  04

      1 宮澤

(080) かきあげし髪に菖蒲湯香ほりけり。          小野寺06

      1 秋元

      2 宮澤

      3 豊      菖蒲湯につかり、髪を洗い終えた女性の艶やか

          な姿が季節感を出しています。

(081) 期日前しずかに投票五月晴れ             深瀬 15

(082) 水温むメダカ捕えて笑む親子             橋本 01

(083) ゴーグルし黄砂を流すボンネット           中津川03

(084) 初蝶がとまりて牡丹沈みけり             小野寺13

      1 平島    季語が重なっていますが、軽い蝶に沈む牡丹と

          いうのが目新しく目の付け所に感心しています。

      2 柳町

(085) 春炬燵うつらうつらの向かい合い           桑子 01

      1 秋元

      2 豊      老夫婦でしょうか。春ののんびりした炬燵でう

          つらうつら。平和ですね。

(086) 特養に春眠並び波しずか               深瀬 03

(087) 竹の子の頭飛び出て笑顔の子             桜子 04

(088) 初夏や女子高生の素足伸ぶ              豊  07

      1 桑子

(089) 春疾風池ポチャOB(オービー)4(フォー)パット  桑子 04

      1 治部    あるあるですね~。これ俳句にしちゃいます?

              ホントに風のせいですかね。

      2 橋本  自然相手のゴルフですが、さすがにこれでは悔

          しいか。

      3 服部    

(090) 引き波の跡鮮やかに桜貝               小野寺17

      1 秋元

      2 治部    光景がきれいですね。春の穏やかな砂浜の様子

              が見えます。なかなか遭遇しない光景。美しいで

              す。

      3 橋本  きれいな句です。

      4 平島    遠望には青い海原眼を落とせば沖へと引き返す

          白い波更に近間を見れば美しい桜色の貝。青白ピ

          ンク色の配置が美しいなあ。

      5 豊      寄せてきた波が運んできた桜貝が、波が引いた

          浜辺に残された。ロマンチックな夢があります。

      6 深瀬    潮の引いた砂浜に桜貝が光っている光景が目に

          浮かびます。

(091) 綿菓子やふわり膨らむ春の雲             豊  02

      1 桜子    空をご覧になりながら思い浮かべたのかと思い

          ますが、素朴で素敵な表現です。

      2 志方    ただこの句は綿菓子より綿帽子の方がぴったり

              かな。

(092) 若葉萌ゆ阿修羅の瞳愁ひ帯び             小野寺20

      1 志方

      2 治部    奈良の低山の新緑と阿修羅の表情は、何だか奥

              が深そうです。

      3 服部    

      4 深瀬    阿修羅像のある奈良は新緑に溢れていますが、

          単純には喜べないなにかがあるのでしょう。

(093) 梅雨の夜ワイングラスに翳りなく           深瀬 12

(094) 東北道桜吹雪の真っただ中              服部 04

(095) 旅の宿束ねし髪に合歓の花              小野寺03

      1 桑子    合歓の花の花言葉は「胸のときめき」、想像を

              搔き立てられます。

      2 柳町

(096) チューリップガラス細工のつくりもの           桜子 01

(097) 街花壇つつじの花の咲き誇り             深瀬 21

      1 秋元

(098) 緑なす風さえ染める青紅葉              志方 03

      1 秋元

      2 小野寺  新緑のあおあおと繁る青紅葉が風さえも爽やか

              に染めていくとする作者の豊かな感性を感じ入り

              ます。

      3 橋本  万緑の中、青紅葉は風さえも染めている様に見

          えたのですね。


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 ご参考 選句時に、寄せられたコメントを僣越ですが、下記に添付します。

順不同。


○ 志方さん

 今回は素晴らしい句が多くて選句が難しかったです。地球温暖化の影響でし

ょうか、季節の分かれ目がズレてきたようです。やはり新緑の季節は、命の息

吹が感じられ、投句されたものにも反映されております。20句ぐらい選びた

い、今回の選句です。その中での選句です。

○ 治部さん                             

 投句が遅かったので選句はすぐやりました。

○ 服部さん

 体調整えられ良かったですね。当方従前からの膝痛が酷くなり5 月のゴルフ

コンぺはお休みです。                         

○ 桜子さん

 100 句近いですから、二回読んで風景を思い浮かべながら過ごせました。春

から梅雨の風景を詠んだ句が多かったように感じますが、日本中を旅した気分

です。皆さん、言葉の持つ独特のニュアンスを操っておられるようで巧みな感

じでした。

○ 平島さん

 今回も選句のみに参加です。今茅ヶ崎ですが時差ボケ老人ボケ 未だに酔眼

朦朧の状態です。以上七句を報告します。他にも色々よい句がありましたが制

限内に収めざるを得ず残念ですが仕方ありません。兎も角日本の良さを味わっ

ています。

○ 小野寺さん

 6月の絵画展の追い込みや仕事が重なり選句作業遅れましたが下記します。

○ 宮澤さん

 転居先の選定で落ち着かない日々を過ごしております。中古なので、その後

はリフォームもありますが、6 月になれば少し落ちくこと期待しています。

○ 柳町さん

 今まで、長野県の奥裾花方面に水芭蕉の鑑賞に行っていたので返信が遅れま

した。


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七句会 第43回句会 選者各位の選句結果 (句の作者名付き)

  七句会  第43回句会  選者各位の選句結果 (句の作者名付き) 


○  秋元さん選

(006) 行く春を惜しむ間もなし温暖化            橋本 05

(060) 若き日の果てなき春眠なつかしむ           深瀬 01

(080) かきあげし髪に菖蒲湯香ほりけり。          小野寺06

(085) 春炬燵うつらうつらの向かい合い           桑子 01

(090) 引き波の跡鮮やかに桜貝               小野寺17

(097) 街花壇つつじの花の咲き誇り             深瀬 21

(098) 緑なす風さえ染める青紅葉              志方 03


○  桜子さん選

(020) 菜の花の沖の黒潮雲を呼び              小野寺19

  瀬戸大橋の風景を思い浮かべました。神がかりの豪快な感じが出ています。

  ※話はそれますが、職場では「快速マリンライナーには一度乗っておくべき

だ」と話題になっています。

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05

  おいしい時の満足感でいっぱいです

(036) 五月晴れひとり聞き入るジャズ喫茶          深瀬 17

  独特の小粋な雰囲気が出ています

(045) 筍の群れて顔だすリズム感              深瀬 07

  リズムが本当に感じられます

(054) 紫陽花の青滴りて古都は雨              小野寺07

  雨の日の鎌倉明月院を思い浮かべました。古都の情緒たっぷりです

(066) 新緑やつつじの絨毯引き立てり            橋本 06

  『つつじの絨毯』がいいですね

(091) 綿菓子やふわり膨らむ春の雲             豊  02

  空をご覧になりながら思い浮かべたのかと思いますが、素朴で素敵な表現で

す。


○  小野寺さん選

(002) 母逝きぬ五月の木々に見送られ            深瀬 08

  多分大往生だったと思われますが青葉繁る中での最愛の母上への哀惜の念が

現れてます。

(010) 新緑の谷より清き風生まる              豊  05

  清き風生まる、とはジブリの風の谷のナウシカを想起します。

(019) 弘前城堀うめ尽くす花筏               服部 05

  弘前城の見事な満開の桜より花筏となって佇む弘前城の栄枯盛衰を感じます。

(030) 桜散る後の菜の花藤の棚               志方 07

  桜が終わり、その後に続く菜の花と藤の花が花の時間の移ろいを感じさせま

す。

(037) 初燕帰ってきたよと旋回す              橋本 04

  春が終わり梅雨が始まる前かに燕が帰って来たよと旋回して挨拶するのは作

者の心に余裕があるからです。

(076) 新緑の香りのなかを柩ゆく              深瀬 18

  新緑の青葉の中をおくる柩の葬列は哀しみの葬送を自然の中に帰って行くの

だと己に言い聞かせている作者の切々と心情を現わしております。

(098) 緑なす風さえ染める青紅葉              志方 03

  新緑のあおあおと繁る青紅葉が風さえも爽やかに染めていくとする作者の豊

かな感性を感じ入ります。


○  吉良さん選

(003) 春風に行方定めぬ綿毛かな              豊  03

  タンポポの綿毛がどこに行くともなく漂い、春ののんびりした様子が感じら

れます。

(015) 生命 (いのち) 継ぐ孫の習字に春香る         小野寺14

  若い孫の勢いある字が次の世代の命を感じさせてくれて、老人の安心感を読

むことができます。

(020) 菜の花の沖の黒潮雲を呼び              小野寺19

  菜の花の黄色と黒潮の紺色、雲の白の色の対比が面白い。

(027) 筍の足元の春見いつけた               桜子 09

  筍ほりの場面でしょうか。楽しそうな雰囲気がでています。

(032) 風はらみお産間近の鯉のぼり             豊  06

  5 月の爽やかで豊かな風を感じることができます。

(053) いとうまし花なればなり握り飯            治部 01

  コロナ禍もひと段落。 桜の下で食べる握り飯がこんなに旨いと、感激した

様子が面白く感じました。

(076) 新緑の香りのなかを柩ゆく              深瀬 18

  生命の誕生と生命の終焉が同時にさりげなく表現されています。


○ 桑子さん選

(004) そびえ立ち枝垂れ花散る古刹屋根           中津川02

 田舎のお寺の閑散とした佇まいが目に浮かびます。枝垂れからの軽快なリズ

ムがいいです。

(021) 雛芥子に問いかけてみる初夏の風           秋元 02

 アグネス・チャンの「ひなげしの花」を思い出しました。

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05

 たけのこご飯の美味しさをうまく伝えています。

(032) 風はらみお産間近の鯉のぼり             豊  06

 「お産間近」の比喩・表現がいいです。

(064) 宵闇に寝息静まり命削ぐ               秋元 01

 無呼吸症候群ですか?同病相憐れむ、共感します。

(088) 初夏や女子高生の素足伸ぶ              豊  07

(095) 旅の宿束ねし髪に合歓の花              小野寺03

合歓の花の花言葉は「胸のときめき」、想像を搔き立てられます。


○  志方さん選

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05

(028) 金婚日あと幾年の春の旅               吉良 05

(033) 雨やまず若葉に沈む山の寺              小野寺22

(038) 万緑の空高く鳴き草雲雀 (くさひばり)         小野寺09

(046) 奥津城を訪う人もなく花吹雪             小野寺11

(091) 綿菓子やふわり膨らむ春の雲             豊  02

 ただこの句は綿菓子より綿帽子の方がぴったりかな

(092) 若葉萌ゆ阿修羅の瞳愁ひ帯び             小野寺20


○  治部さん選

(003) 春風に行方定めぬ綿毛かな              豊  03

  ふわりふわりと本当に春らしい光景です。行方定めぬがいいですね。

(011) 1杯と薫風よせてまた一杯              志方 05

  1 杯と一杯がいいですね。心地よい酔いが・・・ 結果何杯だったのですか

ね。ヤボでした。

(019) 弘前城堀うめ尽くす花筏               服部 05

  選者も行ったことがあります。水面と土手の部分まで、圧巻でした。「うめ

尽くす」に作者の感動が見えます。

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05

  タケノコご飯のおこげの香りはたまりません。「こげうましで」よだれです

。お見事です。

(036) 五月晴れひとり聞き入るジャズ喫茶          深瀬 17

  五月晴れの明とジャズ喫茶の暗の対比がいいですね。「ひとり」には外は大

勢、内は一人、そんな対比も感じます。いい句だと思います。

(089) 春疾風池ポチャOB(オービー)4(フォー)パット  桑子 04

  あるあるですね~。これ俳句にしちゃいます?ホントに風のせいですかね。

(090) 引き波の跡鮮やかに桜貝               小野寺17

  光景がきれいですね。春の穏やかな砂浜の様子が見えます。なかなか遭遇し

ない光景。美しいです。

(092) 若葉萌ゆ阿修羅の瞳愁ひ帯び             小野寺20

  奈良の低山の新緑と阿修羅の表情は、何だか奥が深そうです。


○  中津川さん選

(001) 木葉木菟 (このはずく) 木々眠らせて地霊呼ぶ     小野寺04

  仏法僧と鳴いています。昔訪れた鳳来寺山を想い出しました。

(028) 金婚日あと幾年の春の旅               吉良 05

  毎年ご夫婦で花見旅をいているのでしょう。これからもずっと。

(041) 梅雨空に空車タクシー過ぎにけり           深瀬 14

 乗れずに残念。これからはタクシーアプリのご利用を。

(045) 筍の群れて顔だすリズム感              深瀬 07

  雨後の筍でしょうか、リズム感という表現がいきいきと伝えています。

(070) 蕗味噌に緑酒あおりて朋送る             小野寺18

  友人を偲ぶ心情を蕗味噌が表しています。

(073) 火渡りや法衣の朱にも風光る             治部 02

  「法衣の朱」が火の熱さも伝えています。

(078) 屏風絵の木蓮描くビルの窓              吉良 03

  ビルの窓に映っている様子が見えてきます。


○ 橋本さん選

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05

 田舎で食べたタケノコご飯を思い出します、上手く表現されています。

(059) 車停めかるの子の軍団俺らが道            中津川07

 都会の中の微笑ましい共存の光景ですね。

(060) 若き日の果てなき春眠なつかしむ           深瀬 01

 本当にいつまでも眠れた若き日がありました。

(089) 春疾風池ポチャOB(オービー)4(フォー)パット  桑子 04

 自然相手のゴルフですが、さすがにこれでは悔しいか。

(090) 引き波の跡鮮やかに桜貝               小野寺17

 きれいな句です。

(098) 緑なす風さえ染める青紅葉              志方 03

 万緑の中、青紅葉は風さえも染めている様に見えたのですね。


○  服部さん選

(003) 春風に行方定めぬ綿毛かな              豊  03

(014) 春眠に少しあやかる老いの朝             深瀬 02

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05

(052) 春が行くもの憂き想い残しつつ            豊  01

(062) 散る桜憂き世の全て眺め来し             小野寺21

(089) 春疾風池ポチャOB(オービー)4(フォー)パット  桑子 04

(092) 若葉萌ゆ阿修羅の瞳愁ひ帯び             小野寺20


○  平島さん選

(008) 水ぬるみ池面に映ず若葉かな             志方 01

 透明な鏡の様な青い水面に浮かぶ若緑の初々しい葉。色彩が綺麗です。

(017) 満開の常磐満作(トキワマンサク) 花の雪           橋本 03

  満開、満作の畳み掛けが目と耳に心地良く。

(024) 輝きに神妙混ざる木の芽かな             深瀬 05

  春の訪れが嬉しいがそれにしても不可思議な形、色、匂いだなあ。神妙が絶

妙です。

(028) 金婚日あと幾年の春の旅               吉良 05

 色々あったけどもう少しで50年もか。人生も旅そのものだが春の旅は青春時

代を思い出すなあ。

(046) 奥津城を訪う人もなく花吹雪             小野寺11

  田舎はいよいよ過疎が進みひと気が無くなって寂しいが自然は巡り春は訪れ

て桜は花を咲かせ盛大に散らせて過ぎ去って行く。静と動。

(084) 初蝶がとまりて牡丹沈みけり             小野寺13

  季語が重なっていますが、軽い蝶に沈む牡丹というのが目新しく目の付け所

に感心しています。

(090) 引き波の跡鮮やかに桜貝               小野寺17

  遠望には青い海原眼を落とせば沖へと引き返す白い波更に近間を見れば美し

い桜色の貝。青白ピンク色の配置が美しいなあ。


○  宮澤さん選

(003) 春風に行方定めぬ綿毛かな              豊  03

(029) 花冷えの曇天低く燕翔び               小野寺10

(041) 梅雨空に空車タクシー過ぎにけり           深瀬 14

(054) 紫陽花の青滴りて古都は雨              小野寺07

(079) 照り返すビルの光や夏来る              豊  04

(080) かきあげし髪に菖蒲湯香ほりけり。          小野寺06


○ 柳町さん選

(038) 万緑の空高く鳴き草雲雀 (くさひばり)         小野寺09

(043) 雲走る車窓に夏は過ぎさりぬ             小野寺01

(050) 仏法僧祖霊まします森で哭き             小野寺05

(068) 染まりゆく深山幽谷早緑に              志方 04

(076) 新緑の香りのなかを柩ゆく              深瀬 18

(084) 初蝶がとまりて牡丹沈みけり             小野寺13

(095) 旅の宿束ねし髪に合歓の花              小野寺03


○  豊さん選

(015) 生命 (いのち) 継ぐ孫の習字に春香る         小野寺14

  孫の習字の文字に力強さを感じて、自分の命がつながってゆく嬉しさ。作者

の気持ちが伝わってきます。

(046) 奥津城を訪う人もなく花吹雪             小野寺11

  奥津城とは神道の墓のこと。お寺の墓とは違った趣で、花吹雪とうまく調和

しています。

(054) 紫陽花の青滴りて古都は雨              小野寺07

 言葉の並べ方がうまいですね。雨に濡れた紫陽花の美しいイメージが光って

います。

(061) 満開のまさに満開の桜かな              服部 01

  「満開」を二度重ねた。それだけ作者が桜に感動しているということです。

その正直さがいいですね。

(080) かきあげし髪に菖蒲湯香ほりけり。          小野寺06

 菖蒲湯につかり、髪を洗い終えた女性の艶やかな姿が季節感を出しています。

(085) 春炬燵うつらうつらの向かい合い           桑子 01

  老夫婦でしょうか。春ののんびりした炬燵でうつらうつら。平和ですね。

(090) 引き波の跡鮮やかに桜貝               小野寺17

 寄せてきた波が運んできた桜貝が、波が引いた浜辺に残された。ロマンチ

ックな夢があります。


○  深瀬選

(007) 汐の香にリアスの海辺花筏              小野寺16

 津波被害からの復興も進み、穏やかな風景を感じます。

(023) こげうましタケノコ飯や香も馳走           中津川05

  実感がリアルに伝わってきます。

(040) 湯呑手に届く新茶の香を想う             中津川06

  お茶好きのわくわくした気持ちが伝わってきます。

(049) 君子ラン満開映える金婚日              吉良 04

  子供さんらが送ってくれたのでしょう。幸福感がいっぱいです。

(078) 屏風絵の木蓮描くビルの窓              吉良 03

 木蓮がビルの窓に映っているのを屏風絵に見立てるのはおもしろい。

(090) 引き波の跡鮮やかに桜貝               小野寺17

  潮の引いた砂浜に桜貝が光っている光景が目に浮かびます。

(092) 若葉萌ゆ阿修羅の瞳愁ひ帯び             小野寺20

  阿修羅像のある奈良は新緑に溢れていますが、単純には喜べないなにかがあ

るのでしょう。

                                   

   

2023年3月21日火曜日

七句会 第42回句会 自句自解、感想、等

  七句会のみなさま


 第四十二回の選句結果を踏まえて、感想や自句自解、等をおよせいただき、

たいへんありがとうございました。

 およせいただいたものを、作品集とともに、名前順に、ほぼそのまままとめ

てお届けします。


 今後のやり方に、ご意見、等ありましたら、よろしくお願いします。

 七句会のweb  http://nanaku-haiku.blogspot.jp/ にも掲載してあります。

  今後とも、よろしくお願いいたします。

  深瀬 (事務方) 



1.第42回  ネット句会  作品集


(01)  桜子さん

  曜変天目を見ましたが、青の輝きに引き付け

 られました。

・国宝の碧の深さの神秘なり

 冬休みは幸せでした。

・目を閉じて浮世忘れる寝正月

  年末に近所のお宅の窓ガラスを拭く女性を見

 かけました。伝統的な大掃除がいいと思いま

  した。

・雑巾でサッシを拭く嫁古き日本

 7日を過ぎてからセールに行っても残り物ば

 かり…。残り物には福がある…を信じて足を

 運びます。

・松過ぎて最終セールの運試し

 本格的に朝の通勤ラッシュも戻って、忍耐の

 日々が始まります。

・松過ぎて通勤電車に耐える日々

  初場所は着物で来るご婦人が多いですから、

 美しい女性を拝見する場所でもあります。

・初場所や着物姿の美人ショー

  初場所は、晴れ晴れしいですが、現実は寒く

 て雪がちらつく日もあります。

・初場所の東京の空うすら雪

 今年はどこへ行こうか心が弾みます。

・ウキウキと旅行支援の紙めくる

 近所の梅が咲いたので、見たくて通勤も遠回

 りをします。

・家を出て早梅見たさに遠回り

 都会にある山王坂ですが、清い風が吹き抜け

 ます。

・青い空清い風吹く山王坂

  年賀状は神様が、新年のお福を運ぶと良いで

 すね。

・福の神幸せ運ぶ賀状かな


(02)  小野寺さん

・陽あたりて餌場のメジロ春を待つ

・夜鳴き蕎麦屋台の空に月のあり

・吹雪舞ふ波止場の汽笛風に消え

・夜鳴きそばふるえた声が集まりて

・亡き人の形見の雪か降り止まず

・月光に黒く枝張り冬木立ち

・冬の蜂夕陽に長き脚を垂れ

・冬晴れに恃みて高き杉木立

・炭はぜて夕餉の匂ひ外は雪

・埋み火に過ぎし縁 (えにし) の影燃やし

・墨青く匂ひて朝の雪景色

・小夜時雨行燈の火に髪揺れて

・寒椿この世の憂きを知らで咲き

・侘助が秘めて咲きをり古都の宿

・凍土に牡丹の花芽赤く棲み

・木枯らしの落ちゆく波止場霧笛哭き

・百舌鳥 (もず) 鳴きて鎮守の森に帷 (とばり) 降り

・冬霞百舌鳥 (もず) 高く鳴き陽はくれて

・寄せ鍋の湯気やはらかに母の味

・まばたきて夜寒の翳を仕舞ひけり

・墨にほふ降り積む雪の温かし


(03)  吉良さん

 冬の鎌倉瑞泉寺にて (5 句) 

・朝靄(もや)に群れ語り合う水仙花

・庫裡暗く蠟梅ほのかに香りけり

・霜柱門前の石飛び散らん

・寒梅や苔むす枝に花光る

・寒椿仏の顔の悟りあり


(04)  桑子さん

・飲み・歩きコロナ陽性寝正月

・初春や富士に願掛け初ショット

・目が醒めて目が醒めてなお冬の夜

・寒鴉頭上に集うごみ出し日

・寒風に足取り急かし丸の内


(05)  志方さん

・碧き空風が軋ます冬木立

・初富士をあと幾だびか拝めるか

・瀬戸の海尽きせぬ思い車窓から

・渡り鳥凍てつく湖面一休み

・稜線を雲と朱に染め初日の出

・今年こそ心おきなく花見酒

・年賀状まだ飲んでるか問い交す


(06)  治部さん

  年末年始に金沢に旅行しました。生憎の天気

 でしたが、時々晴れ間もありました。その時

 の3 句。帰ってからの2 句。 (5 句) 

・バイキング思いもよらず雑煮かな

・能登の海岩打つ波や虎落笛

・冬虹や雲間に出ず消ゆ日本海

・七福神巡る利益や鷹の舞

・お焚き上げ大國魂神社で蕎麦


(07)  中津川さん

・ふぐ鍋や三河日間賀の海は残照

・賀状書き加える文の悩ましき

・コロナ癒え元日の空いちめん青

・孫そろい冷凍お節も馳走なり

・めでたきや街道踏破は松の内

・命日の墓参寒梅は紅(あか)

・WBC選手決まりて春隣り


(08)  服部さん

 皆で初日の出を見に行ったときの事

・初日の出初屁する孫頬染めて

 11月ごろ山形の山寺に登った時

・山寺や靴に染み入る雪の道

・老いるとは冬の痒さに耐える事

・隣家よりよき塩梅の沢庵が

・新春のホールインワンは想定外


(09)  柳町さん

・ペダルこぐ足元に咲く蕗の薹

  私は、趣味としてミニSLを走らせています

 (5年かけて製作しました)。先日の運転会

 で吹き上がる蒸気の向こうに白梅がかすんで

 見えるところを詠んでみました。

・SLの蒸気にかすむ白梅や


(10)  豊さん

・洗顔の水の痛さや寒の入

・新聞が冷えてポストに冬の朝

・赤い目を最後に入れて雪兎

・除雪車の轍の跡や北の街

・冬眠の獣目覚める日和かな

・凍鶴は一声鳴いて動かざる

・冬過ぎて攻勢に出よウクライナ


(11)  深瀬

・歳末の人出なつかし昭和の世

・年の瀬の一人ひとりの区切りかな

・年の瀬に街路で仰ぐ青き空

・断捨離の悔いをこころに年の暮れ

・フィニッシュこそ大事と聞かす年の暮れ

・年の瀬を病院通いで予定埋め

・初場所の櫓太鼓につくね食べ

・初場所のテレビ桟敷でビール飲む

・初場所のうっちゃり応援背筋のび

・松過ぎの図書館で食うカツカレー

・松過ぎて世情波音さらに増し

・避寒地の図書館埋める老人会

・青き空澄んで厳しき寒気かな

・自室にて座禅まねごと朝茶飲み

・地球の美いく億年の鑿 (のみ) の跡

・団塊も後期の門に乱れ入る

・セルフレジ使いこなして誇らしげ

・不都合を覆い隠してポピュリズム

・世の流れ自由か専制か自明では

・フレイルの行く先みすえ舵握る

・駒カフェの中一 (ちゅういち) の顔なにか懐かし

・蟻地獄かつて遊びし縁の下

・コロナ禍の三年間の老ひ深し

・なにげない写真に浮かぶ老いのかげ



2.第42回  ネット句会  感想と自句自解


◎  小野寺さんの自句自解


・01 4点句 033 寄せ鍋の湯気やはらかに母の味

 子供時代も帰省の時も慎ましやかな団欒の寄せ鍋は母の得意料

理でした。全く意識しませんでしたがyose Yuge Yahatayaのヤ行

の音が心地よい 味覚 触覚 視覚 が働いている、という平島

さんのご指摘は、ありがたいです。

 治部さんのご指摘の様に 良い人生を送ってきたと、感謝です。


・02 4点句 040 侘助が秘めて咲きをり古都の宿

 豊さんの静かで静謐な雰囲気に浸りましたが、平島さんのご指

摘の通り遠い昔ですが危ない時代も超えてきました。


・03 3点句 024 埋み火に過ぎし縁 (えにし) の影燃やし

 埋み火に灰をかけながら燃やしたいのはいつまでも断ち切れな

かった未練の数々でした。男はというか自分は弱い生き物です。


・04 2点句 009 寒椿この世の憂きを知らで咲き

  治部さんのご指摘の通りです。現世は次つぎに憂き事の連続で

す。辛いこの世に一喜一憂せずに、生きてゆきたいものです。厳

しい寒風の中に凛と咲く真紅の寒椿の強さは如何ばかりではあり

ませんか。


・05 2点句 050 吹雪舞ふ波止場の汽笛風に消え

 平島さんのご指摘には恐れ入ります。Fu ha .Kitsuki   Kaze 

kie 吹雪の波止場、もの悲しげな汽笛の音が消え消えに風の音に

かき消されてゆく、少年の日の凄まじい、風景は目と耳、全ての

五感を消し飛ばす程にしっかりと脳裏に刻まれておりました。


・06 2点句 085 墨にほふ降り積む雪の温かし

 部屋の中で硯をすり文を書いておりますと外の世界の寒いはず

のボタン雪が墨の香りに包まれて、温かいと感じたのです。吉良

さん、治部さんの通りです。


・07 2点句 089 亡き人の形見の雪か降り止まず

 友の葬儀の雪の夜、生きたかったであろう、切々とした深い哀

しさが胸をしめつけ、切れ目なく、雪となって降り積むようでも

ありました。


・08 1点句 007 炭はぜて夕餉の匂ひ外は雪

 夕餉の支度は炭のはぜる音に始まり味噌汁の匂いが一緒になり、

外はチラチラと粉雪ながら、慎ましい団欒の風景でした。


・09 1点句 021 凍土に牡丹の花芽赤く棲み

 真っ黒な凍土に晩春に咲く牡丹の花芽は固く紅い生き物の様に

霜柱にも耐え密かに生命を蓄えている様でもありました。


・10 1点句 055 木枯らしの落ちゆく波止場霧笛哭き

 吹き荒れた木枯らしの落ちゆく先は波止場の波濤の先、霧笛が

泣けとばかりにくぐもりの響きを風に晒しておりました。


・11 1点句 057 月光に黒く枝張り冬木立

 吉良さんのご指摘の通り冬の澄んだ空にかかる白い月の明かり

が、冬木立の地強い枝えだを黒々と浮かび上がらせておりました。


・12 1点句 068 小夜時雨行燈の火に髪揺れて

 冬の時雨の夜、行燈の火に揺れる乱れ髪は幻想的な風景の一コ

マでもありました。


・13 1点句 071 冬の蜂夕陽に長き脚を垂れ

  冬の日の夕暮れ、足長蜂は静かにその長い脚を垂らしながら、

夕陽の中を消えてゆきました。


・14 1点句 075 百舌鳥 (もず) 鳴きて鎮守の守りに帷 (とばり) 

降り

 鎮守の森で鋭い声で鳴く百舌鳥の鳴き声は鎮守の森の守り神の

様でもあり、おりしも全てを包み込みながら夜の帷が降り始めて

おりました。


・15 1点句  091 冬霞百舌鳥( もず) 高く鳴き陽は暮れて

 冬霞の寒い日、百舌鳥が一声高く鳴き落日の光に、消えて行く

様でもありました。


・161点句 098 墨青く匂ひて朝の雪景色

 硯で墨を擦る冬の雪の朝胸一杯に吸い込む墨の匂いは心地よく

青い墨は外の白い雪景色に鮮やかな黒を演出したのです。


  絵画展と立て込んだ仕事の合間に投句の期限を延ばして頂き投

句した、21句の中で16句も皆さまの心に響く句があった事は望外

の感激でした。


◎  吉良さんの自句へのコメント


  自句自解は特にありませんが、鎌倉駅からバスで10分ぐらい

の瑞泉寺は訪れる人も多くなく、落ち着いた小さな寺です。そこ

での冬の花の様子を読んでみました。


◎  桑子さんの自句自解


・(005) 目が醒めて目が醒めてなお冬の夜

  7点ももらって恐縮です。頻尿の現況を読みました。毎夜何回

も起きてトイレに行く、冬の夜は寒くて長い、まだ明けないのか

と、どちらかというと長い方に重点をおきました。


・(017) 飲み・歩きコロナ陽性寝正月

  いわゆるハシゴ酒で飲み歩いているのではなく、飲む(会食)

と歩き(ウォーキング)は別々の行動で、「・」をいれてそれを

表したつもりです。勿論それぞれ感染対策はしていましたがコロ

ナにかかってしまいました。


◎  服部さんの自句自解


・(066) 初日の出初屁する孫頬染めて

   1 桑子    孫は女の子ですか。愛いらしい光景が目に浮か

       びます。我々年寄りは所かまわず、恥も外聞もな

       く放屁します。

 放屁したのは小6 の男の子でした。母親が匂いで気づきました。

この件を冬休みの作文宿題に書いていて、又笑ってしまいました。


◎  豊さんの自句自解


・凍鶴は一声鳴いて動かざる 

 小野寺さん、吉良さん、お二人のみごとな鑑賞のとおりです。


・新聞が冷えてポストに冬の朝 

  冬の朝ポストに新聞を取りにいったら、新聞が冷たかったとい

う句なのですが、「取りに来られるのを新聞が待っていた」と解

釈されてしまう欠点があったかもしれません。


・洗顔の水の痛さや寒の入 

 寒の入りの寒さを洗水の水の冷たさで感じたのです。そこそこ

の句ではないでしょうか。


・冬眠の獣目覚める日和かな

 冬眠していた獣が目を覚ますほど、日差しに春らしい暖かさが

出てきたのです。 


・除雪車の轍の跡や北の街

 大雪に悩まされる北国の人たちの苦労を思いました。


・冬過ぎて攻勢に出よウクライナ

 ウクライナ戦争、いつまでつづくのでしょうか。冬の間は思う

ように戦えなかったウクライナが力を取り戻してロシアを撃退す

ることを期待しています。


・赤い目を最後に入れて雪兎 

 降りつもった雪を固めて兎の形を作ったのです。目に南天の赤

い実を入れて。今年の干支の兎にちなんで詠んだのですが、うま

く伝わらなかったようです。


◎  深瀬の自句自解


・(002) 初場所のテレビ桟敷でビール飲む


・(006) 松過ぎの図書館で食うカツカレー

      1 桑子    「食うカツカレー」という表現が正月料理に飽

       きて日常生活に戻った様子がよく表されていると

       思います。

  国会図書館3Fのレストランのカツカレーはなかなかだと思いま

す。


・(010) 駒カフェの中一 (ちゅういち) の顔なにか懐かし

  60年の年齢差を飛び越して向き合うとなにかふしぎな気持ちに

なります。


・(016) 自室にて座禅まねごと朝茶飲み

  藁半紙の束を12cmくらいにして輪ゴムで固めたものを腰に敷く

と半跏趺坐でも背筋を伸ばしてらくに座れます。


・(020) 団塊も後期の門に乱れ入る

   1 豊      後期高齢者という言い方がなんとも不愉快です

       ね。仕方ないけど。

  後期高齢者ということばをはじめて聞いたとき、お役人的発想

に不快感を覚えましたが、75歳を過ぎるとなにか納得してしまい

ます。


・(028) 年の瀬に街路で仰ぐ青き空

  年の瀬の雑踏からやや浮いている存在です (いつも?)。


・(036) 蟻地獄かつて遊びし縁の下

   1 小野寺  我々子供の頃は遊びの一つは自然と向き合うこ

       とでしたね。蟻を落として、中にいるウスバカゲ

       ロウの幼虫を捕まえたりしてました。

  子供のころの自宅の縁の下でよく目にしました。いま思えばお

そろしい光景だと思います。


・(041) コロナ禍の三年間の老ひ深し

   1 志方    実感。

  この年齢になる老化が加速度的に進みます。久し振りに会うの

がややおそろしく感じたりもします。


・(043) 初場所の櫓太鼓につくね食べ

  子供のころ、お相撲を見に行ったときつくねが食べられるのが

たのしみでした。


・(049) 青き空澄んで厳しき寒気かな


・(051) 避寒地の図書館埋める老人会

  暖房費の高騰を思えば、かしこい選択のようにも感じます。


・(053) 歳末の人出なつかし昭和の世

   1 志方    歳末の懐かしい雑踏を思い出します。

  みんなでがんばろうの昭和の雰囲気、なつかしくもありどう反

省すべきか考えさせられます。


・(058) なにげない写真に浮かぶ老いのかげ

  自分は普段こんなに腰が丸くなっていたのかと気がつかされま

す。


・(061) フィニッシュこそ大事と聞かす年の暮れ

  一つひとつけじめを付けることが大切だと最近思います。究極

は死ぬときだと思います。


・(063) 不都合を覆い隠してポピュリズム

  ポピリズムの人達は威勢がよいですが、なにか危ういものを感

じます。


・(067) 地球の美いく億年の鑿 (のみ) の跡

   1 中津川

  地球上にはさまざまな絶景がありますが、その形成には数千万

年という時間が必要であったことに思いを寄せてみました。


・(070) フレイルの行く先みすえ舵握る

 老化の進行を日々感じていますが、弱気すぎず、強気すぎず注

意していきたいと思います。


・(072) 初場所のうっちゃり応援背筋のび

   1 治部    体験句、状況がよく伝わります。何だか自分が

       相撲を取っているようで土俵際思わず背筋が伸び

       ます。春夏秋冬どの場所(季節)でもよいところ

       がどうかな?

 うっちゃりというのは相撲ならではの技で興味深く感じます。


・(083) 松過ぎて世情波音さらに増し

   1 豊      時事俳句として完成されていますね。全く同感

       です。

  民主義国家と権威主義国家の対立は、地球社会の今後をどう左

右するのでしょうか。


・(087) 年の瀬を病院通いで予定埋め

  ここまで病院通いが日常的になるとはかつて予想もしていませ

んでした。


・(090) 年の瀬の一人ひとりの区切りかな

   1 吉良    毎年実感される心境です。

  区切りの付け方というのは、たぶん一人一人みな違うのではな

いかという気がします。自分なりの工夫が必要なのだと感じます。


・(092) 世の流れ自由か専制か自明では

  ロシアや中国のような専制国家が権勢を振るうことに危機感を

覚えます。一方、米国の分断社会化傾向や日本の民主主義がどこ

まで根付いているのかなど心配になったりします。


・(096) 断捨離の悔いをこころに年の暮れ

   1 中津川 

   2 橋本    なかなかですか、往生際悪いんですね。

   3 服部    

 部屋のなかの整理はいつも念頭にあり、介護施設に入るときに

持って行ける範囲にと思ったりします。貴重なものを捨てたと後

悔する? ないと思います。


・(099) セルフレジ使いこなして誇らしげ

   1 志方    アナログ人種にも差別なく。

  昼食用のサンドイッチとかかんたんな買い物のときは、セルフ

レジでバーコードを読み込ませて買うようにしています。


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2023年2月20日月曜日

七句会 第四十二回目のネット句会 選句の結果です。

  七句会のみなさま


 第四十二回の七句会にご参加いただきたいへんありがとうございました。

今回の選句結果をご報告いたします。


 7 点句

(005) 目が醒めて目が醒めてなお冬の夜          桑子 03


 4 点句

(033) 寄せ鍋の湯気やはらかに母の味           小野寺19

(040) 侘助が秘めて咲きをり古都の宿           小野寺14


 3 点句

(024) 埋み火に過ぎし縁 (えにし) の影燃やし       小野寺10

(044) 朝靄(もや)に群れ語り合う水仙花         吉良 01

(079) 能登の海岩打つ波や虎落笛             治部 02

(096) 断捨離の悔いをこころに年の暮れ          深瀬 04


 2 点句

(009) 寒椿この世の憂きを知らで咲き           小野寺13

(012) 凍鶴は一声鳴いて動かざる             豊   06

(013) 山寺や靴に染み入る雪の道             服部 02

(017) 飲み・歩きコロナ陽性寝正月            桑子 01

(029) 洗顔の水の痛さや寒の入              豊   01

(039) 除雪車の轍の跡や北の街              豊   04

(045) 庫裡暗く蠟梅ほのかに香りけり           吉良 02

(048) 寒椿仏の顔の悟りあり               吉良 05

(050) 吹雪舞ふ波止場の汽笛風に消え           小野寺03

(085) 墨にほふ降り積む雪の温かし            小野寺21

(089) 亡き人の形見の雪か降り止まず           小野寺05


  下記に、選句表に、各句の右側に作者名、および、その下に選んだ人の名前

とコメント (追番付き、順不同、敬称略。) を付したものを添付します。

  次回については、今年3 月~  4 月ころにご連絡したいと思っています

ので、よろしくお願いいたします。やり方、等について、ご意見がありました

ら、ご連絡をいただきたく、よろしくお願いいたします。


 事務方から、以下、ご連絡、ご依頼です。


(1) 選句参加者

 今回の選句には、下記の13名が参加しました。

  小野寺さん、吉良さん、桑子さん、志方さん、治部さん、中津川さん、橋本

さん、服部さん、平島さん、宮澤さん、柳町さん、豊さん、深瀬。


(2) 今回の句会の結果を踏まえた自句自解、感想、等の募集について

  今回の句会の選句結果を踏まえて、各自、表明しておきたいこともあるので

はないかと思いますので、自句自解、感想、等、なんでも結構ですので、募り

たいと思います。一応、期限としては  03月12日とし、事務方にメールでいた

だき、それを七句会の下記のweb に掲載することにしたいと思います。

 http://nanaku-haiku.blogspot.jp/


  2023.02.19


      代表   橋口侯之介

      顧問  豊  宣光

      事務方 深瀬久敬


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(001) めでたきや街道踏破は松の内            中津川05

(002) 初場所のテレビ桟敷でビール飲む          深瀬 08

(003) まばたきて夜寒の翳を仕舞ひけり          小野寺20

(004) 瀬戸の海尽きせぬ思い車窓から           志方 03

(005) 目が醒めて目が醒めてなお冬の夜          桑子 03

   1 吉良    若い時には想像もできない、「老い」の生活に

       共感を覚えます。

   2 治部    何度も目が覚める理由は何でしょうか。寒さの

       せい?悩みでも?  それとも、老人あるあるかな。

       冬の夜の寒さがよく伝わります。

   3 中津川  冬は寒さでさめるのですが、私はトイレで目が

       醒めます。

   4 橋本    私も同感です。繰り返しの表現が効いています。

   5 平島    年寄りの嘆きが、溜息が単純に表現されて冬の

       夜長が身につまされます。

   6 宮澤    飲みすぎて早々と眠りについたが、夜中に何度

       も目が醒める。冬の夜は一向に明るくならない。

       いくつになっても飲みすぎた後の反省ばかりの人

       生。進歩しないことへの反省の句と勝手に解釈し

       ました。

   7 深瀬    夜中に3 回くらい起きることがあり、同感です。

(006) 松過ぎの図書館で食うカツカレー          深瀬 10

      1 桑子    「食うカツカレー」という表現が正月料理に飽

       きて日常生活に戻った様子がよく表されていると

       思います。

(007) 炭はぜて夕餉の匂ひ外は雪             小野寺09

   1 志方    炭の風る音と夕餉の香り、雪の白さコントラス

       トの構成がいいですね。

(008) コロナ癒え元日の空いちめん青           中津川03

   1 吉良    病気をして初めて、普段何気なく見ている空の

       青さを実感できるのでしょう。

(009) 寒椿この世の憂きを知らで咲き           小野寺13

   1 治部    憂き事のない世でありたいものですが、毎日の

       ように事件がありますね。深紅の寒椿は何にもめ

       げず強く美しいものなのでしょう。健気な椿の紅

       が目に浮かびます。

   2 柳町    

(010) 駒カフェの中一 (ちゅういち) の顔なにか懐かし   深瀬 21

(011) 陽あたりて餌場のメジロ春を待つ          小野寺01

(012) 凍鶴は一声鳴いて動かざる             豊   06

   1 小野寺  張り詰めた、厳しい冬の朝、鶴がひと声高くな

       き静寂の中で微動だにしない、冬の厳しさに美し

       さが重なります。

   2 吉良    雪原で瞑想しているごとき鶴の姿が印象的です。

   11月ごろ山形の山寺に登った時

(013) 山寺や靴に染み入る雪の道             服部 02

   1 柳町    

   2 深瀬    「靴に染み入る」は身近な実感です。

(014) ペダルこぐ足元に咲く蕗の薹            柳町 01

   初場所は、晴れ晴れしいですが、現実は寒く

   て雪がちらつく日もあります。

(015) 初場所の東京の空うすら雪             新井 07

(016) 自室にて座禅まねごと朝茶飲み           深瀬 14

(017) 飲み・歩きコロナ陽性寝正月            桑子 01

   1 小野寺  豪放磊落、潔良いではありませんか。人生なる

       様にしかなりませんもの。

   2 服部    

(018) WBC選手決まりて春隣り             中津川07

(019) 稜線を雲と朱に染め初日の出            志方 05

   1 豊      山の上にのぼってくる初日の出の雰囲気が自然

       に出ています。

(020) 団塊も後期の門に乱れ入る             深瀬 16

   1 豊      後期高齢者という言い方がなんとも不愉快です

       ね。仕方ないけど。

(021) 凍土に牡丹の花芽赤く棲み             小野寺15

   1 橋本    観察眼鋭いですね。

   曜変天目を見ましたが、青の輝きに引き付け

   られました。

(022) 国宝の碧の深さの神秘なり             新井 01

(023) 初富士をあと幾だびか拝めるか           志方 02

   1 橋本    最後は「拝めるや」でどうかなとも思いました

       が、、、。

(024) 埋み火に過ぎし縁 (えにし) の影燃やし       小野寺10

   1 中津川

   2 服部    

   3 豊      難しい句ですね。しかし作者の知識の深さが感

       じられます。

(025) 新聞が冷えてポストに冬の朝            豊   02

   1 宮澤    Hot newsも冬の寒さに待つしかない。冷え冷え

       としたポストで、主人が新聞を取りに来るのをひ

       たすら待つという切なさなのかな?

   7日を過ぎてからセールに行っても残り物ば

   かり…。残り物には福がある…を信じて足を

   運びます。

(026) 松過ぎて最終セールの運試し            新井 04

   1 服部    

(027) 夜鳴きそばふるえた声が集まりて          小野寺04

(028) 年の瀬に街路で仰ぐ青き空             深瀬 03

(029) 洗顔の水の痛さや寒の入              豊   01

   1 小野寺  寒の入りの寒さは顔を洗う水を痛いと感じたん

       ですね。

   2 平島    痛さ に水の氷の様な冷たさが出ています。

   冬休みは幸せでした。

(030) 目を閉じて浮世忘れる寝正月            新井 02

   1 桑子    小生年末からコロナ陽性で寝正月、正月準備が

       出来ないやら心配で羨ましいです。

(031) 賀状書き加える文の悩ましき            中津川02

   1 桑子    印刷だけでは味気ないので一言書きたいがいつ

       も迷っています。共感します。

   近所の梅が咲いたので、見たくて通勤も遠回

   りをします。

(032) 家を出て早梅見たさに遠回り            新井 09

   1 宮澤    何か人より先に見つけたと自慢したいために、

       方々出歩く気持ち分かります。

(033) 寄せ鍋の湯気やはらかに母の味           小野寺19

   1 吉良    母の思い出の鍋料理の温かみが「湯気やはらか

       に」で表現されています。

   2 治部    いいですね。帰省の句かなと思いつつ、でも、

       もしかしてこれは母の味を再現してくれた妻への

       感謝の句かもしれませんね。いい人生を送られて

       いると思いました。

   3 服部    

   4 平島    yose yuge yaharakaのヤ行の音が心地よいです。

       味覚 触覚 視覚 が働いています。

(034) 冬眠の獣目覚める日和かな             豊   05

(035) 初春や富士に願掛け初ショット           桑子 02

   1 深瀬    新年の新鮮な気持ちが伝わってきます。

(036) 蟻地獄かつて遊びし縁の下             深瀬 22

   1 小野寺  我々子供の頃は遊びの一つは自然と向き合うこ

       とでしたね。蟻を落として、中にいるウスバカゲ

       ロウの幼虫を捕まえたりしてました。

(037) 新春のホールインワンは想定外           服部 05

   1 治部    おめでとうございます。これほんとに想定外で

       すよね。選者も昨年末12月12日にホールインワン

       やりました。びっくりしましたよ。春から縁起が

       いいですね。嬉しさがわかります。

(038) 孫そろい冷凍お節も馳走なり            中津川04

(039) 除雪車の轍の跡や北の街              豊   04

   1 小野寺  北国の風物詩をさりげなく、しっかりと詠んで

       ます、視覚に轍の跡が残ってます。

   2 深瀬    雪国の街角の風景が目に浮かびます。

(040) 侘助が秘めて咲きをり古都の宿           小野寺14

   1 中津川

   2 平島    妖しい不倫の匂いがして・・・危ないなあ!

   3 柳町    

   4 豊      俳句に熟練された作者の句だと思いました。静

       かで美しい雰囲気が良く出ています。

(041) コロナ禍の三年間の老ひ深し            深瀬 23

   1 志方    実感。

(042) 寒風に足取り急かし丸の内             桑子 05

   1 宮澤    ゆっくり歩けばよいのに、なぜか寒さは人をせ

       かすものですね。

(043) 初場所の櫓太鼓につくね食べ            深瀬 07

   冬の鎌倉瑞泉寺にて (5 句) 

(044) 朝靄(もや)に群れ語り合う水仙花         吉良 01

   1 小野寺  朝靄の中で群生した水仙の花が語り合う、とし

       たところが面白い、

   2 服部    

   3 柳町    

(045) 庫裡暗く蠟梅ほのかに香りけり           吉良 02

   1 中津川                  

   2 平島    Kuri  Kuraku     Kaori  Keri  音読してみる

       とカ行で始まりカ行で終わる響きが上手いなあと

       思います。

(046) 霜柱門前の石飛び散らん              吉良 03

   1 橋本    土を持ち上げる霜柱、石も一緒に持ち上げまし

       たか。

(047) 寒梅や苔むす枝に花光る              吉良 04

   1 服部    

(048) 寒椿仏の顔の悟りあり               吉良 05

   1 豊      この句にも作者の心のゆとりが感じられます。

       寒椿に仏の悟りがあったとは意外でした。

   2 深瀬    寒椿に仏の顔の取り合わせに同感しました。

(049) 青き空澄んで厳しき寒気かな            深瀬 13

(050) 吹雪舞ふ波止場の汽笛風に消え           小野寺03

   1 平島    これもfu ha.  Kiteki Kaze kie とたたみ込ん

       で目と耳が冴えています。

   2 宮澤    五感をすべて消し去る風の寒さを感じます。

(051) 避寒地の図書館埋める老人会            深瀬 12

   私は、趣味としてミニSLを走らせています

   (5年かけて製作しました)。先日の運転会

   で吹き上がる蒸気の向こうに白梅がかすんで

   見えるところを詠んでみました。

(052) SLの蒸気にかすむ白梅や             柳町 02

   1 志方    すごい努力の跡がしのばれます。

(053) 歳末の人出なつかし昭和の世            深瀬 01

   1 志方    歳末の懐かしい雑踏を思い出します。

(054) 今年こそ心おきなく花見酒             志方 06

   1 桑子    ほんとに同感です。

(055) 木枯らしの落ちゆく波止場霧笛哭き         小野寺16

   1 柳町    

   初場所は着物で来るご婦人が多いですから、

   美しい女性を拝見する場所でもあります。

(056) 初場所や着物姿の美人ショー            新井 06

   1 桑子    九州場所で話題になった和服美人もいましたね?

(057) 月光に黒く枝張り冬木立ち             小野寺06

   1 吉良    冬の透明な空の月の明かりと冬木立の黒い枝の

       色の対比が絵画を見ているようです。

(058) なにげない写真に浮かぶ老いのかげ         深瀬 24

(059) 碧き空風が軋ます冬木立              志方 01

   年賀状は神様が、新年のお福を運ぶと良いで

   すね。

(060) 福の神幸せ運ぶ賀状かな              新井 11

(061) フィニッシュこそ大事と聞かす年の暮れ       深瀬 05

(062) 命日の墓参寒梅は紅(あか)            中津川06

(063) 不都合を覆い隠してポピュリズム          深瀬 18

(064) 寒鴉頭上に集うごみ出し日             桑子 04

   1 小野寺  鴉は頭の良い鳥です。ちゃんとゴミ出し日に網

       の破れ目をつつくと生ごみの餌にありつける事を

       知ってますね。生きてら行く為になんと健気では

       ありませんか。

(065) ふぐ鍋や三河日間賀の海は残照           中津川01

   皆で初日の出を見に行ったときの事

(066) 初日の出初屁する孫頬染めて            服部 01

   1 桑子    孫は女の子ですか。愛いらしい光景が目に浮か

       びます。我々年寄りは所かまわず、恥も外聞もな

       く放屁します。

(067) 地球の美いく億年の鑿 (のみ) の跡         深瀬 15

   1 中津川

(068) 小夜時雨行燈の火に髪揺れて            小野寺12

   1 桑子    幻想的な情景が浮かびます。

(069) 老いるとは冬の痒さに耐える事           服部 03

(070) フレイルの行く先みすえ舵握る           深瀬 20

(071) 冬の蜂夕陽に長き脚を垂れ             小野寺07

   1 豊      冬の蜂の脚に目をつけた作者の鋭い観察眼に拍

       手です。

(072) 初場所のうっちゃり応援背筋のび          深瀬 09

   1 治部    体験句、状況がよく伝わります。何だか自分が

       相撲を取っているようで土俵際思わず背筋が伸び

       ます。春夏秋冬どの場所(季節)でもよいところ

       がどうかな?

   都会にある山王坂ですが、清い風が吹き抜け

   ます。

(073) 青い空清い風吹く山王坂              新井 10

(074) 冬過ぎて攻勢に出よウクライナ           豊   07

(075) 百舌鳥 (もず) 鳴きて鎮守の森に帷 (とばり) 降り  小野寺17

   1 志方    鎮守の森がむなしい昨今。

   年末に近所のお宅の窓ガラスを拭く女性を見

   かけました。伝統的な大掃除がいいと思いま

   した。

(076) 雑巾でサッシを拭く嫁古き日本           新井 03

   1 治部    昔は障子の桟でしたが今はサッシですね。雑巾、

       嫁も古いですね。選者も古い人間ですので何だか

       ノスタルジーを感じますね。字余りが少し気にな

       ります。

(077) 夜鳴き蕎麦屋台の空に月のあり           小野寺02

   年末年始に金沢に旅行しました。生憎の天気

   でしたが、時々晴れ間もありました。その時

   の3 句。帰ってからの2 句。 (5 句) 

(078) バイキング思いもよらず雑煮かな          治部 01

(079) 能登の海岩打つ波や虎落笛             治部 02

   1 中津川  冬の日本海の荒れる様子が判ります。

   2 平島    日本海の荒波の音に虎落笛を聴くセンスを好も

       しく思います。

   3 深瀬    虎落笛 (もがりぶえ) から荒々しい冬の寒さが

       伝わってきます。

(080) 冬虹や雲間に出ず消ゆ日本海            治部 03

   1 柳町    

(081) 七福神巡る利益や鷹の舞              治部 04

(082) お焚き上げ大國魂神社で蕎麦            治部 05

(083) 松過ぎて世情波音さらに増し            深瀬 11

   1 豊      時事俳句として完成されていますね。全く同感

       です。

   本格的に朝の通勤ラッシュも戻って、忍耐の

   日々が始まります。

(084) 松過ぎて通勤電車に耐える日々           新井 05

(085) 墨にほふ降り積む雪の温かし            小野寺21

   1 吉良    部屋の中で書道をしているのでしょうか。ガラ

       ス越しに見える冷たいはずの雪が、綿のようにふ

       んわりと暖かいという表現が面白い。

   2 治部    外気の凍てつくような寒さと暖房された部屋の

       温もりの対比が、墨の香りで強調されています。

       雪国の冬の普通の様子がよく見えるいい句だと思

       います。

(086) 赤い目を最後に入れて雪兎             豊   03

(087) 年の瀬を病院通いで予定埋め            深瀬 06

(088) 隣家よりよき塩梅の沢庵が             服部 04

(089) 亡き人の形見の雪か降り止まず           小野寺05

   1 橋本    亡き人の雪にまつわるエピソードが気になりま

       す。

   2 深瀬    亡き人への思いをなかなか降りやまない雪へ託

       すのは印象的です。

(090) 年の瀬の一人ひとりの区切りかな          深瀬 02

   1 吉良    毎年実感される心境です。

(091) 冬霞百舌鳥 (もず) 高く鳴き陽はくれて       小野寺18

   1 柳町    

(092) 世の流れ自由か専制か自明では           深瀬 19

(093) 冬晴れに恃みて高き杉木立             小野寺08

   今年はどこへ行こうか心が弾みます。

(094) ウキウキと旅行支援の紙めくる           新井 08

(095) 年賀状まだ飲んでるか問い交す           志方 07

(096) 断捨離の悔いをこころに年の暮れ          深瀬 04

   1 中津川 

   2 橋本    なかなかですか、往生際悪いんですね。

   3 服部    

(097) 渡り鳥凍てつく湖面一休み             志方 04

(098) 墨青く匂ひて朝の雪景色              小野寺11

   1 志方    真っ黒な墨が浮かびます。

(099) セルフレジ使いこなして誇らしげ          深瀬 17

   1 志方    アナログ人種にも差別なく。


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  僣越ですが、選句に添えられたコメントをご参考までに添付します。


・橋本さん

  新型コロナの感染も漸く下火になってこのまま落ち着いてくれると良いです

ね。私昨年11月末、3 年振りの胃内視鏡検査で初期の胃癌が見つかり、柏の葉

にあります国立がん研究センター東病院( 車で30分) に入院、治療しました。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) という1 時間ほどの手術を受け、7 泊8 日で2 

月5 日に退院しました。当初は食事後に胃部に違和感が残りましたが、最近は

改善しています。花の咲く頃にはゴルフと酒もOKの元の生活に戻れるかなと期

待しています。1 月12日に今回の投句案内のメールを頂いたようですが、ゴタ

ゴタしていて削除してしまったようです。


・平島さん

  今回もまた選句のみに参加させて貰います。七句だけはきついですね。


・宮澤さん

  年のせいか、冬の寒さにかかわる句ばかり選んだようです。


・豊さん

 今回は力作が多くて、選ぶのに悩みました。