2020年3月28日土曜日

七句会 第三十一回目のネット句会 作品集、自句自解です。

 七句会のみなさま
 第三十一回の選句結果を踏まえて、感想や自句自解、等をおよせいただき、
たいへんありがとうございました。
 およせいただいたものを、名前順に、ほぼそのまままとめてお届けします。
今後のやり方に、ご意見、等ありましたら、よろしくお願いします。
  今回から、はじめに投句者毎の作品をまとめた作品集を追加しました。
 七句会のweb  http://nanaku-haiku.blogspot.jp/ にも掲載してあります。
  今後とも、よろしくお願いいたします。
  深瀬 (事務方)
 追記
  第三回目の自由連句 (少し式目を加えようと思っています。) を、4 月前半
を目処に、前回と同じ、小野寺さん、吉良さん、志方さん、豊さん、深瀬の5
名で行う予定です。これからの参加も可能ですので、ご希望の方がおられまし
たら、ご連絡方、よろしくお願いします。

1.第31回  ネット句会  作品集
○秋元さん
・花粉舞ウィルス防止マスクかけ
・数日の寒さ忘れて春来たり
・春節の傍迷惑なウィルス禍
・某国は自由世界に高リスク
・WHO は誰忖度だけで役目無し
・体制が招いた惨禍後が無し
・意味のない辻説法は意味不明
○小野寺さん
・凛と咲く冬薔薇愛でし孫の声
・除夜の鐘古都にて偲ぶ首里の海
・凍て土に耐えて牡丹の芽は紅し
・霜柱割りて水仙朝陽浴び
・雪解けの光集めて福寿草
・海恋し潮鳴りとほく風が哭き
・百舌鳥 (もず) 啼きて夜の静寂 (しじま) を渡りけり
・山雪解 (やまゆきげ) 轟音となり瀑布落つ
・朱染めし雪一面に寒椿
・ウミネコが消えぎえに啼き波吹雪
・新雪を踏む音軋み夜明け前
・春の雪夢から覚めて雨の音
・冬薔薇を愛でし人往き陽がのぼる
・我が朋は浄土に旅す雪の朝
・残月の凍れる峰を雁が翔び
・熱燗に湯豆腐たぎり夜は更けぬ
・慟哭の海鎮魂の小雪舞ひ
・潮鳴りや銀河落ち行く冬の海
・枯れ芒銀の穂波に風光り
・凍て蝶の痛みし翅に薄日差し
・海哭きて復興の鐘雪時雨 (ゆきしぐれ)
○吉良さん
  年の瀬の下関・門司旅行で舟島(巌流島)、壇ノ浦を訪れた時の句です。
・舟島に小次郎惑う冬の浜
・みぞれ降る門司港なごむ焼きカレー
・戦(いくさ)はて安徳碑にも冬日差す
・夕されば渦潮寒し壇ノ浦
・冬空に瀬戸の波頭いきり立つ
○桑子さん
・暖冬や天気図梅雨と見間違え
・松過ぎて鳩が一羽の八幡様
・令和の空仰ぐオリオンいまいずこ
○志方さん
 幼いころ霜柱を踏みしめていた日々が、冬の風物詩だったのですが。。。?
・カサカサと今年はいまだ霜柱
・暖冬にいのち儚し梅花舞う
 酒の旨さは飲み仲間次第です。かけがいのない飲み朋が逝って半年しみじみ
・宙仰ぎ酒盃を交わす朋はなく
 老いの頑張り、自らを鼓舞
・木枯らしに揺れる梢の老い桜
 武蔵野の雑木林の冬の風景
・冬木立梢の先の雲の峰
 わが命、そこまで持つか、永らえよう
・孫8才 (やっつ) 盃かわす日は遥か
 この控えめな香、どんな香水より好ましい
・沈丁花仄かな香りの沈丁花
○治部さん
・寒紅梅別れ惜しみて家移る
・部屋干しで曇る眼鏡の寒さかな
・冬晴れの風に洗濯物回る
・断つ捨つる難きは離る片時雨
・寒雀電線地中化とまどって 
・句会より酒会がよろし松のうち
○中津川さん
 お年玉年賀はがきが一枚しか当たりませんでした。
・ただ一枚切手シートや減る賀状
・恐怖なり冬眠遅れて歩く熊
・意味が無し蝋梅の丘マスク顔
 にわかファン増加のラグビー場
・人の波ダウンコートと楕円球
・格闘技紅白見ずして年惜しむ
 中山道美濃路を歩いて(2句)
・実の赤さ葉落ち柿木やカラス鳴く
・彼尾花往時を想い関ケ原
○橋本さん
(庭の山茶花を2 句)
・山茶花にメジロヒヨドリ分かち合ふ
・遅咲きの山茶花庭の灯 (あかり) なり
・節分や春風爽やか生気満つ
・菜園に初霜柱咲く如し
・北風の雨戸の音に籠りたり
(政治の現状を川柳2 句)
・炎鵬の如き攻め技野党なく
・バラマキと隠蔽口先明日暗し
○宮澤さん
 還暦を過ぎて10数年、再び小学校高学年になり、宿題の締切に悩まされてい
る感じです。最初の句は、いつもの投句遅れを反省?しての句とご理解くださ
い。
・締切だ 逃げる2 月に 追いつけず
・冬何処(いずこ) 池面(いけも) ゆらゆら 朝日映え
・木枯らしに ボールは何処(いずこ) 枯れ葉舞う
・寒き朝 膨らむ花芽 希望(ゆめ)を抱き
・独り身や 冷たき水で 髭を剃り
○豊さん
・雪見酒ぶり大根はまだ煮えず
・荒海を静かに照らす冬の月
・人混みにひときわ高き冬帽子
・氷上に白鳥の舞女子フィギュア
・冬空の青の広さや富士の山
・雪原に残る足あと情死行
○柳町さん
・しもやけの両手を擦る寒椿
 先日、念願のマルタ騎士団の本拠地を訪問する機会を得た。その時の気持ち
を詠みました
・寄せ返るマルタの波に願い懸け
 地元で交通指導員をしており、朝の小学生登校時に「おはよう!」の元気な
声に自分も励まされているように感じています
・おはようの声も凍る朝登校
○深瀬
・凍鶴の老ひに耐えるか目にひかり
・凍鶴の行灯のごと並びおり
・凍鶴やたまごのごとく宙に浮き
・時止まり凍鶴の背に青き空
・初霞居合の刃先陽を射てり
・初霞古都の梵鐘遠く聞き
・列をなす白木の遺骨朝霞
・早春の東京タワー師なつかし
・金星の侵略者ごと冬の宵
・たれこめし雲や吸い込む冬の鐘
・なまりいろ田圃 (たんぼ) を覆ふ冬の雲
・冬の陽の梢 (こずえ) に遊ぶすずめかな
・冬夕陽遠き山並み蒼深く
・銀座へ歩 (ほ) 日本橋から冬陽受け
・冬の朝西にくっきり小 (ち) さき富士
・冬空のカンヴァスに立つ欅 (けやき) かな
・静かさや無人ホームに冬の風
・夕食を部屋で待つ身の寒さかな
・花粉症アタック激化温暖化
・脛に粉クリーム塗りし老いの冬
・妻げんき寒 (さむ) 部屋ひとり安堵感
・安倍担き日本品格地に堕ちる
・不確実深めるこの世なに頼る
・戦死者の歴史に消さず美と無残
・知性とはなにか問ひたし今の世に
・動かぬなら動くまで待とうわがあたま
・なにもせず冬日暮れゆく老ひ土曜

2.第31回  ネット句会  自句自解
◎小野寺さん
 大変多忙な中で慌ただしく投句もぎりぎり推敲なしの提出でしたが9 点も皆
さまに選句して頂きましたことを感謝いたします。 
 世の中 コロナウイルス一色に大変な様相を呈してきました。たまたまスペ
イン、スイス、イタリー、シンガポールなどにおります仕事の友人達よりは特
に欧州は医療が破綻しており生き死にの深刻な事態となっており皆さまに置か
れても決して侮らず自衛、ご自愛に務めてください。
 七夕会も延期するようですが賢明な判断だと思います。七句会各位の皆様の
ご健康を祈ります。
・朱け染めし雪一面に寒椿  076 4 点句 
 雪の日の払暁 かすかに朱けた光が白い雪の原に差し始め一面に咲く寒椿の
紅い色と美しいハーモニーをなして息をのむような風景でした。
・枯れ芒銀の穂波に風光り  080 4 点句 
 秋深い初冬の荒涼とした峠路、枯れた芒の群落は逆光の中で銀色の穂波とな
って風に光り、静かに刻の流れる音を聞き惚れる想いでした。
・潮鳴りや銀河落ち行く冬の海  027 3 点句 
 故郷の三陸海岸の冬の海です。潮騒の暗い海の向こうに荘厳な真冬の銀河が
静かにゆっくりと流れ落ちてゆく様は悠久の自然の確かな時の移ろいを思いま
す。
・霜柱割りて水仙朝陽浴び  030 3 点句 
 霜柱を押し除けて黒い土に中から出てきた水仙の新芽は力強く朝陽に輝き、
春の息吹を感じさせました。
・凍て蝶の傷みし翅に薄日差し  056 3 点句 
 冬の日の戸袋の脇にうずくまりひっそりと息をつく蝶の傷ついて破れた翅は
厳しい自然を生き抜いた証しでもあり、最後の時に陽の光が当たり優しく生命
を見守っているようでもありました。
・凜と咲く冬薔薇愛でし孫の声  19 2点句 
 冬枯れの庭の片隅に健気に大輪の紅い薔薇が咲きました。偶々来ていた孫娘
がわーっ綺麗。と感嘆の声をあげ、いつの間にか大きくなった孫娘の成長を感
じた事でした。
・残月の凍れる峰を雁が翔び  038  2 点句 
 凍てつく様な白い月が煌煌と中天に輝く中暗い山々の峰を雁が連なって飛翔
する様は一幅の墨絵を観るようでもありました。
・ウミネコが消えぎえに啼き波吹雪  049  2点句 
 荒れた厳冬の海の波頭に粉雪が舞いウミネコの声は吹雪の嵐にに吹かれて消
えぎえに流されてゆきました。遠い三陸海岸の元風景です。
・海哭きて復興の鐘雪時雨(ゆきしぐれ)  054 2点句 
 先の東日本大震災で津波により被害甚大だった釜石は津波で命を失った人々
をの鎮魂と復興を祈願して新たに鐘楼が建造されました。あの日と同じように
海は哭き鎮魂の鐘に雪が舞います。
 このたび釜石復興委員の方から依頼を受け震災鎮魂の祈りを込めて絵を寄贈
しました。作品は絵葉書になり3.11のセレモニーに鐘を突き参列した釜石の副
市長始め沢山の市民に配られ賛同を頂きました。育った故郷釜石に少しでもお
役に立てたことを感謝しております。 (ご参考までに添付します。)

◎桑子さんの自句自解
・暖冬や天気図梅雨と見間違え 
 今年の冬の暖かさはハンパでなく、天気図を見たとき停滞前線が出来ていて
、まさに梅雨時と同じだと感じました。
・令和の空仰ぐオリオンいまいずこ
 昭和の時代、会社帰りで冬空を見上げたとき冬の代表オリオン座はすぐに見
つかったが、令和の現在街明かりでほとんど星が見えない。
 オリオン座もどこかなと、ちょっと残念な気持ちを読みました。
・松過ぎて鳩が一羽の八幡様
 いつもは静かな近所の八幡様(氏神様)だが、新年は参拝客で混んでいる。
 しかし一週間も経つとまた元の静けさを取り戻しており、たまたま鳩が1~
2羽遊んでいた?その情景を詠みました。

◎宮澤さんの自句自解
 コロナ騒ぎと年度末に加え、派遣業には同一労働同一賃金による法改正の4
月1 日施行も重なり、頭髪の伸びる余裕がない日々で、すいません正直失念し
ておりました。いつもご迷惑おかけします。
 と、暇がないといいながら、本日散歩の足を目黒川の桜見物まで延ばしまし
た。ガーデンプレースから茶屋坂を下っている途中で目黒の清掃工場が建て替
え中で姿を消していることに初めて気づきました。
 さて、自句自解ですが、自分では033 、025 、087 、043 という順で、気を
入れたつもりですが、それぞれ0点句、1 点句、2 点句、3 点句となっており
、評価いただいた句と、気の入れた句の順が逆になってしまいました。
・木枯らしにボールは何処 (いずこ) 枯れ葉舞う   (043)
 強風下のゴルフ、風が気になり落ち着かないままティーショット、落ち葉の
舞い散る空間目掛け、へぼボールは飛んでいるはず。ナイスショットかOBかも
分からない、いくらやっても進歩しない我が腕前にボールがさまよっている様
子です。
・独り身や冷たき水で髭を剃り  (087)
 これもゴルフへ行くので独り早朝に起き、湯沸かしの性能が悪く水の温度が
上がらぬまませわしなく髭を剃る様です。そんなわびしければ、行くのをやめ
たらといわれそうです。
・冬何処 (いずこ) 池面 (いけも) ゆらゆら朝日映え  (025)
 小さな池に薄い氷がはる寒い朝が、東京でも何日かはあったはずが、今年は
、さっぱり。いつまでも池の水は凍らず、今日も池はゆらゆら揺れて朝日が反
射しています。川面という言葉ありますが、池面(いけも)という言葉はない
ようです。
・寒き朝膨らむ花芽希望 (ゆめ) を抱き  (033)
 我家のこぶしの花芽が膨らむのを楽しみにしていました。これまで、大量の
秋の落ち葉をきらい、花芽まで伐採していたことに気付き、昨年から、花芽を
残すようにしました。希望(ゆめ)を早春の開花に託しての句です。今満開で
すが、コロナで希望(ゆめ)が萎えています。

◎豊さんの自句自解
・荒海を静かに照らす冬の月
 治部さんのご指摘のとおり、「照らす」はあまりにも月並みな表現でした。
「荒海や天に静かな冬の月」とでもすれば、少しはよくなったかもしれません。
・人混みにひときわ高き冬帽子
 「ひときわ」としたので、かなり背の高い人と思われてしまったのでしょう
。冬帽子のとがった先が人よりも頭一つ飛び出している、という情景を詠んだ
つもりでした。そのためには「ひときわ」はふさわしくない言葉でした。
・雪原に残る足あと情死行
 雪に埋もれて死ぬのは、きれいな死体になると言われているようです。許さ
れぬ恋を世間に糾弾されて、心中を選んだ二人。究極の愛のかたちです。失楽
園でも天城越えでもかまいません、自由に妄想してください。
・冬空の青の広さや富士の山
 冬の快晴の日、真っ青な空を背景に雪をかぶった富士山がベランダから見え
ました。空の青と富士の雪、そのみごとな調和にしばし見とれました。

◎深瀬の自句自解
・凍鶴の老ひに耐えるか目にひかり
 老化に伴い、なにか動きが鈍くなり、眼だけがさみしげになにかを見つめて
いる様を詠んでみました。
・凍鶴の行灯のごと並びおり
・凍鶴やたまごのごとく宙に浮き
  頭を羽のなかに埋め、片足でじっとたっている様子を行灯や宙に浮いた卵に
なぞらえてみました。
・時止まり凍鶴の背に青き空
  凍鶴のじっとした不動の姿勢が置物のように青空のもとにたたずんでいる様
を詠んでみました。
・初霞居合の刃先陽を射てり
  朝日の射す寒稽古のような場の緊迫感を表現してみたいと思いました。
・初霞古都の梵鐘遠く聞き
  周囲を初霞で包まれた朝方の古都で遠くの梵鐘の音が響いてくる様です。
・列をなす白木の遺骨朝霞
  日中戦争のころ、大陸で戦死した兵士の遺骨が白い布で包まれた骨箱に納め
られ、帰還した兵士の首にかけられ続々と戻ってきた様子を思いました。
 
・早春の東京タワー師なつかし
  小学校のころ、家庭教師の先生と春先に東京タワーに行ったときの写真が残
っています。
・金星の侵略者ごと冬の宵
  まだ夕方のころ、西の空に赤っぽく大きく輝く金星から、なにか宇宙大戦争
の始まりを感じさせられました。
・たれこめし雲や吸い込む冬の鐘
・なまりいろ田圃 (たんぼ) を覆ふ冬の雲
  東北地方に入っていくと空はだんだん鉛色の雲におおわれていきます。稲刈
りの終わった田圃もなにか役割を終わり、眠りに就く感じがします。
・冬の陽の梢 (こずえ) に遊ぶすずめかな
  ときどき暖かそうな梢のなかからうるさいほどのすずめのさえずりを聞くこ
とがあります。
・冬夕陽遠き山並み蒼深く
 かつて木造の家に住んでいたとき、夕方、寒さに閉口しながら、西方に蒼み
がかった富士山や丹沢連山を眺めていました。
     
・銀座へ歩 (ほ) 日本橋から冬陽受け
  午後2 時ころ、日本橋で仕事が終わり、銀座の方に歩いていくと真っ正面か
ら太陽の陽を浴びます。あたりすぎるとシミになる感じです。
・冬空のカンヴァスに立つ欅 (けやき) かな
  自宅の近くに欅の巨木があります。太い幹にこまかい枝を空一杯にひろげる
様子はなにか象徴的な印象を受けます。
・冬の朝西にくっきり小 (ち) さき富士
 冬の朝、自宅からでもかなりはっきり富士山が見えます。富士山は不思議な
存在のような気がします。
・静かさや無人ホームに冬の風
  郊外のローカル駅の様子を思いました。
・夕食を部屋で待つ身の寒さかな
  夕方、自分の部屋で、夕食の時間を待っているときの心境です。夕食を家内
から呼ばれるのを待っていればよいという立場もありがたく感じます。
・花粉症アタック激化温暖化
  今年は、突然、頭もしびれてしまうような花粉症に襲われましたが、翌日、
クリニックに飛び込み、最新の薬を処方してもらったら嘘のように消えました。
・脛に粉クリーム塗りし老いの冬
  冬になると乾燥のせいで、脚全体が粉をふき痒くなります。老いをかみしめ
ながら寝る前に保湿クリームを塗っています。
・妻げんき寒 (さむ) 部屋ひとり安堵感
  家内は、毎週、ストレッチや水泳で活動的です。加速化する老化現象を噛み
しめながら、少しほっとした気持ちになることがあります。
・安倍担き日本品格地に堕ちる
  先日、テンミニッツTVというのを登録してみていたら、元外交官の岡崎久彦
氏が、安倍首相のことを激賞していました。岡崎氏は白金小学校OBでした。
  やっかみかもしれませんが。
・不確実深めるこの世なに頼る
  現代金融理論とか、新型コロナとか、米中対立とか、ポピュリズムの蔓延と
か、不気味な感じです。どう身を守るか迷います。
・戦死者の歴史に消さず美と無残
  犠牲になってくれた戦死者を美化する気持ちは理解できますが、本人は悲惨
な状況のなかで、なんでオレがという気持ちで死んだのかもしれません。
・知性とはなにか問ひたし今の世に
  文明や文化の発展の根底には、ある種の知性が働いていると思います。科学
技術の進歩だけで大丈夫なのか、やや不安です。
・動かぬなら動くまで待とうわがあたま
  最近、なにもする気力がでない時間が増えている感じです。焦っても仕方な
いという心境です。
・なにもせず冬日暮れゆく老ひ土曜
  土曜日の夕方、今日はなにをしたかなという気持ちになることがあります。
  ----

0 件のコメント:

コメントを投稿