2020年9月22日火曜日
七句会 第三十三回 ネット句会 感想、自句自解
七句会のみなさま
第三十三回の選句結果を踏まえて、感想や自句自解、等をおよせいただき、
たいへんありがとうございました。
およせいただいたものを、作品集とともに、名前順に、ほぼそのまままとめ
てお届けします。
今後のやり方に、ご意見、等ありましたら、よろしくお願いします。
七句会のweb http://nanaku-haiku.blogspot.jp/ にも掲載してあります。
今後とも、よろしくお願いいたします。
深瀬 (事務方)
1.第32回 ネット句会 作品集
(01)秋元さん
・大川の川面の揺らぎ蝉の声
・朝顔や夕立ち過ぎて軒すだれ
・蝉時雨風に揺られて小波立つ
(02)新井さん
・多摩川のかなたに輝く夏の富士
・冷奴もめんのつやに癒されて
・自粛期間小銭が貯まりうな重を
・梅雨明けて二週間後の夕涼み
・夏山の見守る童子の墓掃除
・湯けむりの香りゆらめく夏山よ
・うな重を受け取る手のひら幸満ちる
・帰り道夕飯うなぎ極楽道
・冷奴醤油無くして素の旨み
(03)小野寺さん
・つばくろ (燕) の囀り高く梅雨払う
・麦秋の風頬に受け朋は逝き
・群青の海の岬に合歓の花
・つばくらめ (燕) 餌求め啼く雨の軒 (のき)
・笛の音に埋み火のごと心揺れ
・海恋し漁火 (いさりび) は哭き波の音
・碧き翅生命 (いのち) の限り蝉生まれ
・雷雲は峰の谷間に風興 (おこ) し
・星の夜半 (よわ) 生まれし蝉のうすみどり
・一陣の風興りきて峠越え
・鎮魂の読経に和すや蝉時雨
・みじか夜に匂い残して百合の花
・墨摺ればひぐらし啼きて風の音
・夏の月原一面を霜に染め
・炎天に陽のにほひしてカンナ咲く
・草いきれ鬨の声聴く衣川
・黒雲に稲妻走り夏来たる
・奥州は夏野の駿馬雲速し
・ひぐらしに魂還帰 (かえ) る杉木立
・谷の闇蛍の乱舞黄泉 (よみ) に棲む
・風蒼し墨のかほりに筆を置く
・花筏木漏れ陽を背に春ながれ
(04)吉良さん
・梅花藻の清水とたわむる山の宿
・白蓮や頭もたげて朝ひかる
・夏の月灼熱色に染まりあげ
・残像の花火まぶたに夏開き
・屋形船客声静かに川下る
(05)桑子さん
・傘マーク続き紫陽花心地よし
・年寄りにGOTO冥土令和の夏
・白南風や川面に揺らぐ海猫(ごめ)の群れ
・孫登山ロープウエイで先廻り
・ジージーと蝉か耳鳴り惑う吾れ
(06)志方さん
・夕凪に水面に映る朱華の雲
・赤々と炎暑に凛と百日紅
・霧流れ晩夏を送る蒼き空
・栂ノ尾の山路登りて涼に触れ
・夕立がゲリラ豪雨に追いやられ
(07)治部さん
・梅雨出水すべて球磨へと川辺川
・梅雨茸帰国れぬ選手に友の居て
・里山を歩き懐古の水車
・足早に人波駅へ土用かな
・夏場所や枡一人づつの拍手かな
・弁当の宅配首に扇風機
・蕎麦待たせ急ぐや奥の院緑
・夏定番帰郷ついでの伊勢参り
(08)中津川さん
・空に向くすがしき白のムクゲかな
・流れゆく信濃の道にそばの花
・大きさと色競うがごと百日紅
・長崎も心こもらぬ誓いの辞
・経響き先祖迎えるメロンの香
・秋暑し野良猫すずむ車影
・数独や頭へクーラー家ごもり
(09)橋本さん
・初老吹く尺八若葉の風に乗り
・新緑や木漏れ日水面に万華鏡
・コロナ禍に雨雨雨雨天仰ぐ
初めての糸蜻蛉を2句。庭の菜園の散水時、 か細き
物飛ぶ。3cm にも満たない色美しい蜻蛉、 初めて見て
感動。 アジアイトトンボらしい。
・茄子の葉に何処から生れし糸蜻蛉
・糸蜻蛉その小ささ美しさ
・聞こえしは機械音ばかり残暑かな
・盆明けて寂しき河原風立ちぬ
(10)宮澤さん
・梅雨明けた一斉唱歌で蝉知らせ
・家籠り祭りもなしで日は巡り
・角曲がり西日の中に母が待つ
・コロナ禍が廻り続ける走馬燈
・熟れし桃コロナも好物ミツ三っつ
・水を撒くホースの虹に蜻蛉寄り
(11)豊さん
・眼球の小さな痛み晩夏光
・夏が行くコロナと豪雨の跡残し
・巣ごもりにすっかり慣れて涼新た
・秋霖や相合傘に誘われし
・コスモスや修学旅行の大伽藍
・幼きが敬老の日の慰問かな
(12)深瀬
・夏山のジャンボ残骸35年
・夏山の満天の星時止まる
・ワンゲルの夏山縦走セピア色
・夏山のヌード写真の陰深く
・夏山の鉄鎖をたぐる修験道
・夏山の小屋の夜に聴くシンフォニア
・夏山の登山の列や雲に消え
・波の音潮のかほりや遠き夏
・気がつけば夏草しげる空き地かな
・太鼓腹ゆかたはみ出す父はるか
・豊満の裸身ゆさぶるカーニバル
・梅雨明けのとなりの部屋に孫の声
・首垂れし倉庫のロボット晩夏の陽
・三密を盥のうなぎ気にもせず
・炎暑日に腰痛かかえ長き道
・目録のできしときには興味失せ
・なって知る他人の苦への鈍感さ
・細き脛いつのまにかと老ひ覚る
・冷蔵庫いっしょにいたね二十年
・見飽きてもつい手にしてるスマホかな
・人類のひかりと闇の走馬灯
・いつまでも人とはなにか問ひつづけ
・生きている起伏のときをいくたびか
・無意識に時の流れるありがたさ
・UFCラウンドガール手を振って
・朝ゲーム記録更新やめられず
2.第33回 ネット句会 自句自解
◎ 新井さんの自句自解
七句会の選句結果を拝見し、日常の一コマをその方の個性を混ぜながら語ら
れたものや、ダイナミックな自然の感じられるものもあり、多種多様さがおも
しろかったです。
以下の様に自句自解をお伝えします。
・多摩川のかなたに輝く夏の富士
通勤電車で多摩川の上を通りますが、富士山が見えます。冬は白い富士山が
見えますが、この夏深緑の美しい富士山が見えました。珍しいことですので、
コロナ自粛で空気が澄んでいるのかもしれません。
・冷奴もめんのつやに癒されて
暑い夏も大好きな冷奴で一瞬酷暑を忘れます。
・自粛期間小銭が貯まりうな重を
自粛期間はあまりお金を使う機会がないので、自然と小銭が貯まりました。
緊急事態が解除された直後に大好物のうなぎ屋さんへ。躊躇なくうな重を買
えました。
・梅雨明けて二週間後の夕涼み
長雨が終わったと思いきや、たった二週間でもう初秋が感じられます。
・夏山の見守る童子の墓掃除
小学生の夏休み、兵庫県の田舎に家族で帰省しました。子供たちだけでお墓
の掃除をしましたが、山々に見守られているようでした。
・湯けむりの香りゆらめく夏山よ
真夏に信州に旅行に行った時の事。温泉に入ると、湯煙の向こうに山が見え
、ほっとし、とても印象に残っています。
・うな重を受け取る手のひら幸満ちる
うなぎが大好物ですので、購入時に受け取ると幸せが広がります。
・帰り道夕飯うなぎ極楽道
何度も書いていると感じますが、うなぎが大好きなので、夕食がうなぎの日
は、帰り道からうきうきします。
・冷奴醤油無くして素の旨み
お豆腐が大好きですので、しょう油なしでも美味しく頂けます。
美味しい食べ物で頭がいっぱいです。先日人間ドックの結果が戻ってきまし
たが、少しダイエットした方がいいようです。ただ、仕事のストレスなどはア
イスクリームなどで癒すので、難しそうですが…。
◎ 小野寺さんの自句自解
・鎮魂の読経に和すや蝉時雨 (6点句 050)
災害で亡くなった故人を追悼する盆供養の読経の声が朗々と響く中、寺の外
では蝉時雨がさながら読経に唱和する様に聞こえて、鎮魂への祈りの深さが動
と静に相成り 尚一層深まる想いがしました。
・星の夜半生まれし蝉のうすみどり (3点句 037)
蝉は成虫となり羽化まで土の中で七年の歳月を過ごし地上に出て一週間で生
命を終えます。星降る夜半に羽化する瞬間は薄いみどりの羽を通して生命の営
みの輝きを観る想いでした。
・ひぐらしに魂帰還( かえ) る杉木立 (2点句 030)
油蝉やミンミン蝉の盛夏を過ぎて晩夏に鳴くひぐらしのカナカナと鳴く声を
聴くと、ほの暗い杉木立の中にある魂の故郷に帰って行くのだと思いました。
・一陣の風興りきて峠超え (2点句 063)
遥かな峠道を超えてきてふと杣道を振り返ると冷たい一陣の風が吹き身体中
の汗が爽やかに引いていく想いでした。
・短か夜に匂い残して百合の花 (2点句 072)
真夏の短い夜半、庭に咲くカサブランカは暗闇の中で強くて魅惑の匂いを漂
わせ、不思議な夜のハーモニーとなりました。
・炎天に陽のにほひしてカンナ咲く (2点句 097)
炎天の強い日差しの中で紅く咲くカンナは生命の炎を燃やして炎暑に負けな
い力を持った生き物の様にも思いました。
・谷の闇蛍の乱舞黄泉 (よみ) に棲む (1点句 095)
漆黒の深い谷の底での蛍火の光の交錯は魂の乱舞にも似てこの世ではない黄
泉( よみ) の国に棲む命を眺めている錯覚を観る想いがしたのです。
・墨すればひぐらし啼きて風の音 (1点句 088)
手紙をしたためる為に墨を擦っていると仄かな墨の香りの中で、ひぐらしの
哭くような寂しい声が風に微かに流れて行く気配を感じたことでした。
・つばくらめ (燕) 餌求め啼く雨の軒 (1点句 099)
雨の日の軒先、親燕の餌を求めて盛んに啼くヒナ達の甲高い声は自然の中で
生きぬく生命の強さでもあり応援したい気持ちを掻き立てられます。
・奥州は夏野の駿馬風速し (1点句 022)
奥州岩手一関は藤原一門の時代から駿馬の供給地でした。雲が流れる夏の原
野を駿馬が風の様に駆け抜けて行く様は、祖父の故郷への郷愁でもありました
。
◎ 桑子さんの自句自解
・傘マーク続き紫陽花心地よし
・年寄りにGOTO冥土令和の夏
ちょっと皮肉を込めて、GOTOトラベルに対し、年寄りはコロナ・熱中症
で冥土の旅かなということで詠みました。
・白南風や川面に揺らぐ海猫 (ごめ) の群れ
自宅(荒川区)近くの隅田川のテラスを散歩していたら、川に浮かんでいる
鳥を発見、最初カモメかなと思いましたが調べたら冬鳥ということで、やっと
ウミネコにたどり着きました。ただ後で季重なりと気づきました。
・孫登山ロープウエイで先廻り
筑波山に行った時、孫は歩いて登り、年寄り夫婦は気力、体力がなくロープ
ウエイで頂上へ。
・ジージーと蝉か耳鳴り惑う吾れ
これは実感です。最近耳が遠くなり耳鳴りもひどく、気を付けないとセミの
鳴き声と混同してしまいます。
◎ 橋本さんの自句自解
少し涼しくなって来ましたね、助かります。
9日に2ヶ月半ぶりに霞台CCの霞光会ゴルフに参加しました。ほぼ猛暑日の
暑さで、途中からバテて力ばかり入ってトップを多発、何とか最後まで廻って
良い汗は掻きました。体調を整えてゴルフを楽しみたいと思っています。
今回4点句と3点句がありましたので、自句自解を送らせていただきました
。
・茄子の葉に何処から生れし糸蜻蛉 ・・・4点句
・糸蜻蛉その小ささ美しさ ・・・1点句
投句の際に、アジアイトトンボらしいと書きましたが、アオモンイトトンボ
も似ていて判断できず、参考までに写真を添付します。
・新緑や木漏れ日水面に万華鏡 ・・・3点句
清水公園の緑陰の小川の水面、 新緑からの木漏れ日、 映る青空が万華鏡の様
に美しい。
・コロナ禍に雨雨雨雨天仰ぐ ・・・1点句
今年の梅雨は雨の日が多かった、7 月はほぼ毎日、コロナ禍と相まってどう
にかならないものかと天を仰ぐのみ。
・聞こえしは機械音ばかり残暑かな
猛暑日続く残暑 (酷残暑!) 、人間を初め生物全てが耐えている、外は車と
飛行機音がするばかり。
・盆明けて寂しき河原風立ちぬ
田舎の少年時代の盆明け、人影が消え一泳ぎ後の河原、水は冷たく初秋の風
に山際には黄葉も舞う。今では考えられない経験、風景。
・初老吹く尺八若葉の風に乗り
市の運動公園散歩中、コロナ禍の密を避けて初老が一人吹く尺八、美しい音
色が若葉の風に乗り流れる。
◎ 宮澤さんの自句自解
・梅雨明けた一斉唱歌で蝉知らせ
今年は7 月まるまる梅雨空で、8 月になったとたんにセミの鳴き声とともに
、どっと夏がやってきた感じでした。
・家籠り祭りもなしで日は巡り
コロナで人との接触を断たれ、刺激が少ない日々。それでも一日は短く、あ
っという間に月日は巡り、秋を迎えようとしている印象を強く持ちました。
・角曲がり西日の中に母が待つ
少々疲れた仕事帰りの夕方、自宅への帰路で最後の角を曲がると西日が照り
付け一瞬何も見えなくなります。そのまぶしさの中に玄関前で亡き母が「お帰
り」と迎えてくれた気がしました。
・コロナ禍が廻り続ける走馬燈
コロナ罹患数の日々の動きは、ぐるぐる回る走馬燈。今日も又繰り返しです
。
・熟れし桃コロナも好物ミツ三っつ
桃も品質改良で色々な銘柄があるようですが、目の前の三種の桃は皆甘く水
蜜がたっぷり。コロナも三密が大好き。どうもくだらないダジャレでした。
・水を撒くホースの虹に蜻蛉寄り
水撒きしていると、光の具合で虹が見えます。もっとよく虹が見えるように
と夢中になって、撒き方や方向を細工していると、いつの間にか、蜻蛉が寄っ
てきて水を撒く方向の変化に合わせ一緒になって飛んでいる。「久しぶり」、
懐かしく蜻蛉さんと挨拶を交わしました。
◎ 豊さんの感想
選句結果の感想を送ります。
高得点の句は、それぞれ俳句として良くできている作品だと思います。それ
をきちんと評価して点を入れた皆さんの鑑賞力に感心しました。
私自身の句は、改めて読み直すと平凡すぎて、強く訴える力がなかったよう
です。
◎ 深瀬の自句自解
・気がつけば夏草しげる空き地かな
最近、近くのかなり広い敷地の都営住宅が取り壊されました。植物の繁殖能
力と人間のいろいろな事情とのせめぎ合いを感じました。
・夏山の鉄鎖をたぐる修験道
夏山と鉄鎖を詠みたいと思いました。はじめ下五を「谷深く」としたのです
が、「修験道」の方がおもしろいかと思いました。
・首垂れし倉庫のロボット晩夏の陽
ソフトバンクの店先で見た光景です。下五は少し工夫したつもりです。
・夏山のヌード写真の陰深く
昔見た屋外で撮影されたものが印象に残っています。もちろんわたしが撮っ
た訳ではありません。
・夏山の満天の星時止まる
以前、大学の同級生と野辺山天文台を見学し、その夜、宿のマイクロバスに
のって星座見学に参加しました。満天の星空に吸い込まれる感じがしました。
レーザーポインターでの解説にも驚きました。
・夏山の小屋の夜に聴くシンフォニア
「アルビノーニのアダージョ」をシンフォニアというのだと思い込んでいま
す。個人的に、Academy of St.Martin in the Fields Orchestraの下記URL の
ものが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=CuYlw7NzIK8
・夏山のジャンボ残骸35年
この夜、自宅で神父さんとお話しをしていてむし暑い夜でした。
原因が、後部圧力隔壁破損の修理のやり方にあったというのが重苦しく感じ
ます。
・夏山の登山の列や雲に消え
富士山に、友人とはとバスで観光に行ったことがあります。登っていく人た
ちの長い列が印象に残りました。
・波の音潮のかほりや遠き夏
子どものころ、毎夏行った伊東の海が記憶に焼きついています。波の音や独
特の潮のかおりが忘れられません。
・ワンゲルの夏山縦走セピア色
わたしはワンゲル部ではありませんでしたが、ワンゲル部の人たちの話しを
参考にしたりして作りました。
・細き脛いつのまにかと老ひ覚る
もう少し太くてつやがあったのに。そういうものかと納得しています。
・梅雨明けのとなりの部屋に孫の声
梅雨が明け、幼稚園も再開され、孫の元気な声を聞き、少し安心です。
・豊満の裸身ゆさぶるカーニバル
ユーチューブでみれますが、なにかその解放感と大胆さに圧倒されます。
・三密を盥のうなぎ気にもせず
昔、目黒・権之助坂の途中に鰻屋さんがあり、そこでよく目にしました。
・いつまでも人とはなにか問ひつづけ
人はどう生きるのがよいのかという問いは、結局、この問いに行き着くよう
に感じます。
・なって知る他人の苦への鈍感さ
最近、腰痛から自己流のへんなストレッチをやったせいか、ひどい股関節痛
になり歩行が困難になりました。改めて杖をついている人が多いことに気がつ
きました。
・目録のできしときには興味失せ
蔵書やTV録画の整理は、終活の重要な一部を占めますが、整理が完了してど
うなるのか心配です。
・太鼓腹ゆかたはみ出す父はるか
戦後、通産省で化学肥料を担当していた父は、毎夜、午前様でしらふで帰宅
することはありませんでした。60歳前後で体調を崩しほぼ引退しました。
・朝ゲーム記録更新やめられず
スマホのブロックパズルというゲームにややはまっています。
・見飽きてもつい手にしてるスマホかな
電車の中やベッドの上でつい見てしまいます。電車内もそういう人が多いと
感じます。
・無意識に時の流れるありがたさ
うつとか不安神経症になると時間の流れが重苦しくなります。
・冷蔵庫いっしょにいたね二十年
朝食や夕食のとき、ずっと隣にあった冷蔵庫のドアの調子が悪くなり取り替
えました。家内と一緒に記念撮影をして持って行ってもらいました。
・人類のひかりと闇の走馬灯
豊さん、過分なコメント、ありがとうございます。
コロナ禍、戦争記録映画、米中対立や人種差別や異常気象のニュース、等を
見る一方、AIや5Gや宇宙探査の成果などを聞いていて、ふとよぎりました。こ
れからどうなるのかかなり心配です。
・炎暑日に腰痛かかえ長き道
・UFCラウンドガール手を振って
マイク・タイソンの格闘技をユーチューブで時々みます。電車のなかで手を
振る女性をみて、どこかで見た光景だなと気になって思い出しました。
・生きている起伏のときをいくたびか
人生、いろいろあったなと感ずるような年齢になりました。
--------
追記
近々、七句会第4 回自由連句を前回に引き続き、行いたいと思っています。
参加を希望される方のご連絡をよろしくお願いします。
前回の連句 (歌仙) は、下記URL から参照できます。
http://nanaku-haiku.blogspot.com/2020/07/3-20204-7.html
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